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Marshallsに日本語があるかぎり


2012~14青年海外協力隊員としてMarshall Islandsで日本語を教えていました。マーシャルのあれこれ、日本語教育事情などいろいろ綴っています。
by jpt-in-Marshall
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ラスト1か月

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ってタイトルに書きましたが、じつはもうとっくに1か月を切っています。あと3週間ほどで帰国なのです。授業もない今何やってるの?とよく聞かれます。ことに同僚のアメリカ人の先生たちは夏休みが始まって今週から来週あたりでさっさと帰ってしまうので、私が26日までいるよ、と言うと「それまで何するの?JICAがらみでそこまでいなきゃいけないの?」と目を丸くされます。

そんなわけで、この最後の日々をどう過ごしているか皆様に大公開(大げさな…)

①日本語レッスン実はやってるんです。日本語教師としての仕事を続けてるのです。
まず先日のスピーチコンテストで優勝し、日本への研修旅行へのチケットをゲットしたR君ですが、研修旅行に行くためには国際交流基金から課せられた試験を受けなければなりません。そのためにも、そして日本に行った時のためにも集中講義を実施しています。能力試験N4をベースにして、かつ会話やリスニングの練習も行っています。
それから、最近仲良くなった台湾人にも日本語を教え始めました。とはいってもその中にすでに日本語学習歴3年の人がいて、彼がいろいろ手伝ってくれるのでとっても助かる。
どちらも短時間でかなりの量をこなすのですが、正直日本語教師としての本領発揮って感じで楽しいです。

②残務処理・引継ぎ
もちろんこれは欠かせません。教材整理やファイリングは学期中に少しずつ進めてきたおかげで思っていたより時間がかかりませんでした。それをさらにCOOP日本語クラス用のHDにコピーしたり、いくつか必要なドキュメントを後任の先生に送信したりしています。この間はがっつり教室掃除もしました。

③英語レッスン
COOPにいる日本人生徒への英語家庭教師引き続き行っています。

④JICAがらみの諸々
最終報告書や帰国報告のプレゼンの準備などを行います。まだ手を付けていません。これからこれから。帰国直前になると大使館や外務省への表敬訪問があったり、地元の新聞による取材を受けたりします。

⑤帰国準備
銀行口座や固定電話を解約したり、荷物整理、部屋の掃除、大家さんによる確認、などなど色々あります。それから帰国間際だとお別れごはん会などにご招待いただくことも多くなってきます。

⑥運動
学期中はさぼりがちでしたが、またまたウォーキングとWalk&Runを始めました。久々にウオーキング(学校から橋まで1時間20分ほど)をしたら脚ががくがく。どんだけ筋力低下していたんだ、と愕然としました。日本に帰るまでにもうちょっと引き締めたいな。

⑦シュノーケル

忘れちゃいけません。マーシャルは海の国です。最後に海を味わわずして帰れるものですか!!!というのもここ2か月は忙しくて海断ちをしていました。最後にRaycrewさんにお願いしてボートをチャーターしてお勧めのスポットに連れて行っていただくことに。


まだ1週間しかたっていませんが、授業が終わって精神的に余裕が生まれたのか
いろいろやることはあるものの充実した日々を送らせていただいてます。
悔いのないよう1日1日を大事に過ごしていきたいものです。

# by jpt-in-Marshall | 2014-06-05 05:37 | マーシャル徒然

Jambo ilo Delap

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帰国まで秒読み段階に入った今。幸い学校での授業はないので時間に余裕があります。
もちろんやることはいろいろあるのですが、学期中の忙しさとはくらべものにはなりません。

そこでマジュロの景色を持ってきた一眼レフで撮り歩こう、ということで同期隊員をさそってDelap地区の裏道をお散歩することに。
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メインストリートの裏にあるLik(外海側)の道は、マーシャルらしい下町のような雰囲気。夕方ともなると子供が遊んでいてにぎわっています。
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Delapのスーパーの裏から道は始まります。
そこにお庭の素敵なお屋敷があるのです。
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前から気に入っていた木々。
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この道沿いのおうちはカラフルで、おとぎ話に出てきそうでかわいらしいのです。

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人と目が合ったら

「ヤゴエ~」と「イマロンゲ・ピジャ?」

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「お、そこの美人、写真撮らせてね」なんて冗談交じりでお願いしたり。

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子供は自ら「写真撮って」とポーズを決めてきます。

ゆっくり歩いたので30分ほどでLikの道はおしまい。

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今度はアミモノショップで写真を撮ってこようと思ってます。

# by jpt-in-Marshall | 2014-06-04 04:54 | 趣味いろいろ

帰国したら

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日本に帰ったらやりたいことリスト

①保険証再発行
これをやらないと図書館の貸し出しカードもTSUTAYAの会員証の更新ができない。運転免許持ってないもので…日本もIDカード制になればいいのに。

②本屋に行って2万円分本を買う
お気に入りの本屋、丸の内OAZOの丸善と青山のBook Club Kaiに行って本を買いたい。
古本屋めぐりも忘れてはいけない。

③生マッコリを飲みながら、サムギョップサルを食らう。現職で一足先に帰った同期の仲良しと新大久保の行きつけのお店で舌鼓を打ちたい。

④毎朝のウォーキング。犬を恐れることなく毎朝歩いて筋力を戻して、脂肪燃焼。

⑤旅行。かねてからの計画通り北海道アイヌ探訪、四国めぐり、メキシコに行ってまいります。

⑥タイ古式マッサージを受けたい。世界で一番好きなマッサージで2年分の疲れを癒したい。

⑦地元のスパへ行く。やっぱり温泉。ていうか自宅の湯船にゆっくりつかりたい。2年間シャワーのみでしかも最後の半年間は水シャワーだったので。

⑧Ensoleille sur la tableのタルトを食べに行く。

⑨無印良品のお店で癒されたい。何がほしいってわけではないけれど、あそこって癒されません?

⑩部屋の断捨離。マーシャルに来る前にかなり物の整理はしたつもりなんですが、こうして2年間シンプルライフを実行してみるときっといろいろと要らない、と思うものも出てくるんだろうな、と。自宅の部屋は狭いのでいらないものは取り除いて少しでも空間を広くしたいな、なんて。

⑪生卵ぶっかけご飯を食べたい。こちらの卵ではやってませんでした。

# by jpt-in-Marshall | 2014-06-02 03:37 | 自己紹介のような呟き

最近読んだ本

①『辺境から世界を変える ソーシャルビジネスが生み出す「村の企業家」』

辺境から世界を変える ――ソーシャルビジネスが生み出す「村の起業家」

加藤徹生 / ダイヤモンド社



職種は日本語教師ではありますが、国際協力に携わる組織の一員としてマーシャルに来ていることもあり、この手の分野には非常に興味を持ってます。前々から思っていたけど、結局その場にいる「当事者」が自ら行動していかないと何事も変わっていかないんだよね。いろいろ興味深いNGOやソーシャルビジネスの事例、マイクロファイナンスが裏目に出てしまったケースなど考えさせられることが紹介されている本。

②『インドの衝撃』

インドの衝撃

NHKスペシャル取材班 / 文藝春秋



ちょっと古いけど何年か前にNHKが急ピッチで発展していくインドを取材した際のノンフィクション。日本語教育の世界では今インドでも市場が「やや」増え気味らしい。インドのIT人材、理数系に強い人材は世界でも引っ張りだこですもんね。そういえば以前日本に駐在していたアメリカ企業に勤めるインド人に日本語を教えていた時「自分は理数系だから暗記は苦手なんだ」と豪語されてしまったことがあったな。語学って暗記なので…でも数字を覚えるのは早かった。
インドがカースト制度を打破して実力で這い上がれる仕組みができるのはいいと思うけれど、結局発展といったって圧倒的多数の農村の犠牲を無視しては不均衡から破たんにつながるんではなかろうか。でもそこは世界最大規模のの民主主義国。いくら核実験を実施した時のトップでさえ、ごく地方の川の権利問題で失脚してしまうんだから、農民たちの力は侮れない。発展って何だろう、貧しさって何をもって言うのだろう、とこの本を読んでいても、マーシャルで生活していてもいろいろ考えてしまう。


③『古本道場』

古本道場 (ポプラ文庫)

角田 光代 / ポプラ社



今や超売れっ子の作家が古本道を学ぶべく、毎回お題をもらって古書街を練り歩いてめっけものをしてくる、というもの。結構なじみのある場所が出てきたりしてなんだか懐かしい。ああ、帰ったら古本屋めぐりしたいな。渋谷のフライングブックスとか西荻の音羽堂とか、いいよな~。でもBook Offも侮れないんですわ。帰国したらたくさん本を買いたい。自分へのご褒美に。日本にいたころは本はなるべく図書館で借りるようにしていたけど、2年間我慢したんだからちょっとばかし許してあげよう。

# by jpt-in-Marshall | 2014-06-02 03:31 | 読書備忘録

Graduation

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時は巡り2度目のCOOPの卒業式を迎えました。さっき去年の卒業式の記事を読み返して、本当に1年間はあっという間だったなあ、と感慨深いものがありました。活動2年目は時がたつのがウソみたいに速いとはよく言われていますが、本当にその通りですね。

今回の卒業生は私が赴任してから丸2年教えてきた生徒たちが多いので、なおのこと思い入れがあります。
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名物R君は暑いだろうに襟付きシャツと酋長のようなマルマル(ネックレス)で貫録たっぷり。
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去年と同様10人を少し越すくらいの卒業生というわけで、こじんまりとしていて且つ丁寧で温かみのあるいい卒業式でした。在校生もおそろいのユニフォームを着て、卒業生を送り出します。
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そしてアメリカンだな、と思わせるのがこれ。帽子を空に投げる場面。プログラムでは”Graduate tossing of the caps” となっています。

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晴れやかな笑顔の卒業生たちを待ち受けていたのは、恐怖?の地蔵化。みんなが卒業生にレイをかけるのです。
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中には写真入りのパネルまで作って、なんだか卒業式なんだか選挙なんだかよくわからなくなってきて笑えます。

この国では高校を卒業するというのはとても大きな意味を持つといいます。子供の数は多いのですが、みんながみんな学校に行くわけではないし、高校に入っても中退してしまうことも多々あるのです。私が日本語を教えていた卒業生たちの殆どがこれからアメリカのハワイやコネチカットの大学に進学します。慣れ親しんだ学び舎を巣立って、新たな旅立ちですね。

おめでとう。Jeranman!

【おまけ】
うれしかったのが、去年教えていた生徒たちに会えたことです。今はもう日本語ではなくスペイン語を勉強しているそうですが、
「ヨ・ソイ・ルラニ・です、って、スペイン語の文章なのに最後に「です」をつけちゃうんです~ついつい」とちょっと混乱してるようでした(笑)

# by jpt-in-Marshall | 2014-06-01 10:11 | 出会い@マーシャル