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Marshallsに日本語があるかぎり


2012~14青年海外協力隊員としてMarshall Islandsで日本語を教えていました。マーシャルのあれこれ、日本語教育事情などいろいろ綴っています。
by jpt-in-Marshall
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<   2013年 02月 ( 14 )   > この月の画像一覧


MATSURI (後編)

そして文化体験アクティビティ
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折り紙セクション

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書道セクション
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着物体験セクション
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3月1日の水爆実験犠牲者追悼記念日に上映する大林宣彦監督の“この空の花”のプロモーションコーナー
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CO-OPの教え子たち、CMIの学生たちも頑張ってくれました。
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屋外ではステージプロのほかに、日系企業MJCC、MIHS、CMIが日本食コーナーを出してくれたり、YOYOコーナーも出てました。だって「夏祭り」をイメージして企画したんですもの。

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準備に咲いた時間は2,3か月と短いほうかもしれません。それでもそれなりの長さを感じてはいましたが、いざ当日を迎え、すべて終えてしまうと「あっさり終わってしまったわいな」という感じです。後には数々の反省点が残っております。参加してくれたCO-OP&CMIの学生からもJVメンバーからもアンケートを取り、今週末には主催者一同で反省会を行う予定です。
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最後になりましたが、今回のマツリのコンセプトの一つとして
「マーシャル人との協同作業」というのを掲げておりました。
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日本人たちがすべてお膳立てして、マーシャルに住む人たちがお客さんとし「二ホン」を楽しむ、そういう図式のほうが運営上楽かもしれません。でもそれは協力隊のコンセプトにそぐわないのでは?日本語を学ぶ学生たちにも学んできたこと(日本語のみならず文化的な知識)をシェアする機会を与えたい、そういう思いで主催者は企画を進めてきました。
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今回主催者側にCMIの強力ブレーンが2人加わってくれたことはとても大きかったと思います。彼らと知り合いになれて、私もとてもうれしかったです。

そしてそして、ともに働き、わたしの何倍も仕事をしてくれたM女史には本当に感謝しております。

長い記事になりましたが、最後までお付き合いくださりありがとうございました。

by jpt-in-Marshall | 2013-02-28 08:09 | 日本語教育@マーシャル

MATSURI

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大変長らくお待たせいたしました。かなりの時間がたってしまいましたが、9日の土曜日に開催された日本祭、MATSURIについて書こうと思います。
今日は授業がないので、やっと更新できます。

マツリのあとの一週間はよかったのですが、先々週の日曜日は疲れが一気に出たのか、体調をくずして一日中に寝ていました。祭の準備だけではなく、学校のことなどもいろいろありここ数か月頑張ってくれた自分の体をいたわることにしました。おかげで月曜からは比較的普通に過ごせていますので、ご心配なく。

ではでは、マツリの話に戻りましょう。
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迎えた当日の朝は、なんと雨!?
嘘でしょう・・・と思ってる暇もなく、時間になったので会場入り。幸い晴れ間が見え始め、雨はやみましたが、いつになく風が強い・・・今回デモンストレーションのために訪マしてくださった合気道の先生方が持ってきてくださったこいのぼりの設置に、先生方、CMI(短大)スタッフ一同苦戦。私は学内でプログラムを書いた紙の補強したり、ステージの垂れ幕を作成したりしていました。もちろん一人ではなく、マーシャル人の学生と協同作業です。
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あっという間にお昼になったはいいけど、来るはずの業者がテントを設置していない。なんだかいろいろ手違いやもめごとがあったり、行うはずのリハーサルも進まなかったり。
結局風が弱まることはなく、急きょテント設置は中止になり、文化アクティビティーは室内で行うことに。開始まで刻一刻と迫ってきましたが、準備もまあ形になってきました。
幸い手伝ってくれる私の教え子たちは約束の3時にはほとんどが揃っていて、折り紙と書道の準備をスタート。JICAボランティアの皆さんもそろって、マーシャル人のスタッフと共同作業がスタート。私もMCという大役を仰せつかっていたので、着物に着替え、隊員仲間に髪の毛のセットをお願いしました。
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そして迎えたマツリ。着替えて会場に降りて行ったら、すでにアクティビティーにはたくさんの人が!!!!!

少し時間をずらしてステージプログラムをスタート。
私は教え子のR君とMC。

そしてJapanese4が作った『桃太郎』の絵本の発表。日本語、英語、マーシャル語で朗読しました。
が、あろうことか、なんと写真がない!?OMGって感じです。

続いてMIHSの日本語クラスのみんながアンジェラ・アキの“手紙”と森山直太朗の“さくら”を歌ってくれました。
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被災地を訪れたJVによるプレゼンとマーシャルからの募金の御礼そして絆プロジェクトで日本に視察旅行に行った人たちのプレゼン
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CMIの学生によるダンス
“アブラハムの子”まで登場。踊り好きのマーシャル人(私も)が舞台に乱入して一緒に踊りました。私の教え子たちも気に入ったようで、その後授業で歌詞と踊りを教える羽目に笑

CMIの被災地応援プロジェクト“上を向いて歩こうプロジェクト”のビデオと続き、

真打の登場
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合気道のデモンストレーション!!!
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最後にはJVメンバー一同でマーシャル人が作った日本語の歌“恋しいわ”を合唱

(後編に続く)

by jpt-in-Marshall | 2013-02-28 07:34 | 日本語教育@マーシャル

ここではないどこか

ちょっと辛口の内容になってしまいますが、赴任先の生徒について思うところがありまして…

私の赴任先はマーシャルのなかでも非マーシャル的な学校です。アメリカンスクールということで、ローカルマーシャル人よりも欧米人、またはその混血、中国、台湾、フィリピン、インド、フィジー、ミクロネシア、ソロモン人など(日本人もいます)多国籍な人たちが集まっています。それはそれで面白いのではありますが、基本的に裕福な家庭のお子様がかよっていらっしゃるので、ちょっとそれはないだろう、と思うこともままあります。

うちの学校は転校生が多いです。去る者もいればやってくるものもいる。
理由は様々ですが、多いのが「よりよい教育環境を求めて、アメリカに行く」というもの。しかしそれでも実際にはそんなことはなく、アメリカが肌に合わなかったり、思っていたほど「良い教育」が受けられなかったりして、戻ってくるパターンも多いのです。それはそれで、まあいいのです。問題はこの手の理由。
「環境を変えたい」


ついこの間もある女子が、もうこんなところにいたくない、といって母国(彼女はマーシャル人ではなくとある大洋州の国出身)の私立高に転校していきました。
ほかにもこの逆バージョンが去年ありました。
彼女はマーシャル生まれですが、赤ちゃんの時に養子にとられ、そのままアメリカで育ちました。が、とてもきれいな顔立ちが災いしたのか、それとも性格の問題なのか人間関係のトラブルがあったようで高校を中退。まだ見ぬ祖国で本当の家族に会う、という魅力的な理由を胸にマーシャル入り。そして私の赴任先の高校に転校。しかし実際には彼女が思い描いていたようなドラマチックな再開劇があったわけではなく、むしろ家族関係も、学校の勉強も人間関係も、彼女が思い描いていたようにうまくいかなかったようで、再びアメリカに戻っていきました。

同僚の先生曰く

「うちの学校の子達は、ここでの生活が嫌になると違うところに行きたがる。そこに行きさえすれば人生が何もかもうまくいくんだと思い込んでるんだね」

その通りです。

だれしもうまくいかないとき、停滞感をかんじているとき、「ここではないどこかへ」という思いを抱きます。しかし、はっきり言って「パラダイス」なんて存在しないんですよね。自分が今いる場所で精いっぱい生きて、いい思いも嫌な思いも経験する。それが人生なんだと思います。
むしろ逃げの姿勢で移動しても、ろくなことは起こらないのでは?まあそれも一つの人生経験、一つのレッスンだと思えばいいのでしょうが・・・

生徒たちがそういう衝動に駆られるのは、まあしょうがないです。でもそれをそのまま許してしまえるから、やっぱりうちの生徒たちのファミリーは豊かなんでしょうね。ほかの公立校の生徒の家庭だったら、まず無理でしょう。家庭の事情に関して批判めいたことを言う筋合いはありませんが、どうなんだろうな、とちょっと思ってしまってる今日この頃。まあ、実際に見えているのはごくごく氷山の一角だから、本当に何とも言えないんですけどね。

しかし、今日も校長と先述の母国の私立高へ転校していった女子の話をしていて、
「でもね、そこは寄宿学校だから日々いろいろやらなきゃいけないことも多いみたい。だからうちの学校のほうがいい!って言って、来年また戻ってくるかもね」なんて言ってました。

本当に戻ってきたら、笑えますね。

by jpt-in-Marshall | 2013-02-27 03:29 | マーシャル徒然

Food in Marshalls 6 Lime

マーシャルでよく使われるのが、これ!

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ライムです。

ライムの木があるので、マーシャル人はそこから食べごろを探します。
こちらは魚の宝庫なので、もちろん魚を食べますが、チャシミ、いわゆる刺身もたべます。ただ日本と違って、刺身をココナッツミルクとあえて、ライム汁をかけるという方法でいただくのがマーシャル流。ココナッツミルクの代わりにオリーブオイルでもいいでしょうし、マヨネーズを和えてもいいようです。でもライムはお忘れなく。

マーシャルについてすぐにローラでの語学研修が始まったのですが、ローラのホストファミリーのおうちに着いた翌朝、そのおうちの子が‘Come!’といって朝の散歩に誘ってくれたことがありました。その時私が知ってるマーシャル語はせいぜい1,2,3とヤッゴエくらいなもの。まったく言葉が通じない同士でしたが、それなりに散歩を楽しみました。途中、その子がくれたのがライムだったのです。

そんな思い出のあるライムですが、ジャルートから帰ってくるとき、お世話になったモーテンママから袋いっぱいのライムをお土産にもらいました。

1か月くらいライムを楽しませていただきました。ありがたいことです。

ライムはお魚料理にもお野菜料理にも、はたまたウォーターボトルに入れてライムウォーターにしてもいいので、汎用性が高い食材です。

by jpt-in-marshall | 2013-02-22 03:44 | マーシャル徒然

Food in Marshalls 5 アメタマ

かなり前の話になってしまいましたが、クリスマス休暇にジャルート旅行をし、そこで出会ったローカルフードについて今日は書いてみようかな、と。

これ、何でしょう????

いや、日本語教師らしく、

これは、なん ですか?

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正解:アメタマ

日本語由来のローカルフードです。主にジャルートで作られるそうです。ココナッツの樹液を甘く煮て固めたキャンディー。

結構固いので、最初は舐めて柔らかくなったあたりでがりがり噛むのをお勧めします。

by jpt-in-marshall | 2013-02-22 03:42 | マーシャル徒然

われらが誇るCO-OPの食堂のおばちゃんたち

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さて私の赴任先についてですが、半年もたてば当初抱いていたカルチャーショックや語学の壁も和らいできて、というか自分が慣れてきた&わからなくても困るところと困らないところの区別がつくようになった(単に語学云々の話ではなく、アメリカ人の先生同士でも理解不可能な時も多々あるらしいと分かったので、安心。笑)ので、改めて赴任先のいいところも見えてきました。
いまだ記事にできていませんが、日本祭りのときにもいろいろ協力していただいたし、日本語教育に関しても好意的に見てくれています。まあ、そんないいところ、私が好きなところをこれからもつづっていけたらいいなと思うのですが、今回は私の大好きなキッチンスタッフについて。

赴任先のCO-OPはアメリカンスクールなので、先生たちはほとんど欧米人。そのほかフィジー人、韓国人の先生がいますが、マーシャル的な環境とは程遠いところにあります。それもTA(アシスタントティーチャーってやつですね)とカフェテリアのキッチンスタッフはマーシャル人が多いので、欧米人の先生といるよりかは彼女たちと一緒にいることが多かったりするわたし。特にキッチンスタッフのヘッド、アナリサは明るくて私のことも気にかけてくれる優しいお母ちゃんです。
いつもとちょっと違う装いをして歩いていると、キッチンカウンターの奥から
‘Yuri! Itok!!!(おいで!)’
とアナリサに呼ばれ、何だろうと思っていってみると
‘Lukun likatu!!’(今日、すごくかわいいわよ)と言ってくれたりします。

台所の長、アナリサ女史

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写真を撮ろうとしたら、見事このお顔。

CO-OPのランチはそんな素晴らしきキッチンスタッフが作るのでおいしくないわけがなく、いつも素晴らしいメニューです。

月曜はパスタ系、
火曜はツナカツ、
水曜はチキン(ベジタリアンメニューを食べることが多い私)、
木曜はほかの何か(笑)、
金曜は子どもたちが喜ぶハンバーガーやホットドッグ、
そして月に一度はピザとアイスクリームが提供されます。ピザはもちろんスタッフが生地から作る本格派。これが本当においしいのです。この日はそんなお楽しみのPizza Day!!


ほかにもリグウル(ココナッツミルクにスポンジ状になったココナッツが入ったもの)、ローカルチャシミ(ココナッツミルクとライム出会えたローカル刺身)やブイローなどのローカルフードが提供されることもあります。

おかげで平日のお昼は自分で作らなくてよいというありがたいことになってます。

キッチンスタッフは私のへたなマーシャル語に付き合ってくれる唯一の存在。みんなともっと話ができるようにマーシャル語の勉強も頑張りたいです。

by jpt-in-marshall | 2013-02-22 03:34 | 出会い@マーシャル

活動本番

マーシャルに来て7か月がたち、あと5可決もたてば1年になります。
毎日5コマ授業をこなしていると一日があっという間に過ぎていきます。
「あ~、月曜日か・・・週末まで5日もあるのか・・・」と月曜の朝はブルーですが、あっという間に週の後半。うかうかしていると、帰国の日が来てしまいそうな勢いです。

さて、ご報告ですがマーシャルの日本語教師が中心になり、それぞれの教え子たち、赴任先、そしてJICAボランティア、日本企業、大使館などなどを巻き込んで企画されたMATSURIこと、日本祭も先週の土曜日、無事、とは言い難いですが終了しました。復活後1回目としては成功だったと思います。もちろん反省点は多々あり、ただいまアンケートをとり、今後近いうちに反省会を行う予定です。祭に関してはまた改めて、落ち着いてから記事にしたいと思うので、しばしお待ちを。

正直な気持ちを申し上げると、祭は楽しかったし、うれしかった。予想以上に盛況だったから。自分たちが計画してきたことが形になったから。でも、でも、どこか物寂しい気持ちもいなめなのです。

なぜ?????

それは本当の意味で「私の活動」ではないからなのです。
(こんなこと言うと相方のM女史には怒られるのですが)

準備段階で、気づいてしまったんですね。

自分は大して貢献できていない、ってことに。

ほとんどが相方が動いてくれた。私は赴任先が高校ということもあり、ほぼ1日拘束されるし、1月は授業も増えて、行事と重なり結構大変だったから、その間私はできないことが多かった。しょうがないと思っていたけれど、まつりがおわってなんだか惨めな気持ちになってしまった。

自分自身の無力さ、というのでしょうか。

やっぱり自分はまだまだマーシャルのこと、知らないんだな。踏み込んでないんだな、という事実を痛いほど突きつけられてしまった気がします。

そう、自分自身にもどかしさを感じてしまったのです。

赴任先の環境はマーシャル的とは程遠く、本当に自分で努力しないとローカルと接することはできません。もちろん、今自分が向き合っている人との関係を大事にすることは大事です。しかし、それでも、とどうしても思ってしまうのです。あと1年5か月を赴任先だけの環境の中で終わらせたいか?もちろん答えはNOです。私はもとより型にはめられるのも、はまるのも好きではないので、自分の活動を赴任先だけで終わらせるつもりはありません。もちろん赴任先での仕事は大事にしていますし、頑張っているつもりです。でもね、それだけなのは私としては物足りないのですよ。

というわけで、その「外」に向かう活動をどんなものにするのか、すでに頭の中にあるものは一歩ずつ実行に移して、自分の手と足とそして口(笑)を使って、苦労も喜びも感じて切り拓いていきたいなと思っています。

こんなこと書くと、うちの両親(このブログを読んでくれてます)が「またそんなに忙しくすると体壊すでしょ!」と心配するのですが、心配ご無用。そこはマーシャル人化している私。ちゃんとKakije(休憩)しつつ、体に無理のないようにやってますから、ご安心を。

健康第一!

by jpt-in-Marshall | 2013-02-13 19:37 | マーシャル徒然

College Information Night

((ごあいさつ))
本内容と関係はありませんが、読者の皆様にご報告をさせてください。
本日ソロモン諸島沖で地震が発生したのに伴い、マーシャルでも津波警報が出されました。
ただすぐに警報から注意報レベルに下がり、私を含め隊員はみな2階以上の建物に避難いたしました。また時間になっても特に変化も見られずいつもと変わらぬのどかなマジュロだったので、解散。
というわけで私は無事です。被害は一切ありませんでした。
ご心配くださり、メールやFacebookにメッセージやコメントをくださった皆様、ありがとうございました。

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((本題スタート))
先週はこれまた忙しい1週間でして、火曜日と水曜日の放課後は学校の行事に参加していました。
何かというと、主に11年生(日本でいう高校2年生)を対象とした進学セミナーのようなもので、こちらではCollege Information Night、略してCollege Nightと言っています。

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レクチャーだけではなく、マーシャルにある高等教育機関(とはいっても短大のCMIと南太平洋大学USPのサテライト校)やアメリカの大学のブースや資料コーナーが設けられており、生徒たちは一年後の卒業後の進路を決めるための情報収集ができるというわけです。

そこになぜ、私が参加したのかというと、日本政府からの奨学金制度があるからなのです。
試験は決して簡単ではありませんが、日本語ができなくても受験できるというなかなかおいしい制度でして、そのプロモーションのために、大使館から担当の方をお招きして生徒たちに説明をお願いしたのです。
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前述のCMIのM先生に紹介してもらった過去の奨学金留学生にも来ていただきました。
彼は1年間日本語学校で勉強してから、国立の大分大学に入ったという経歴の持ち主。
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マーシャルは親日国で、日本語学習も行われていますが、アジア諸国のように「盛ん」とは言えないのが現状。そんなわけでマーシャル人の日本語上級話者にはなかなか出会えません。(日本統治下に日本語教育を受けた世代は除きます)それでもジャルート旅行でお世話になった人といい(彼も奨学金による日本留学経験あり)、今回のゲストといい、流ちょうに日本語を話すマーシャル人に出会えるというのはとてもありがたいことなのです。

なかなかいい経験をさせていただきました。
今回来てくださったゲストにはまた日本語の授業にもお招きしたいな、と思っています。

by jpt-in-Marshall | 2013-02-06 17:39 | 日本語教育@マーシャル

大人の社会見学@CMI日本語クラス

今日はアメリカのスーパーボールでCO-OPは休日。もちろんほかはお休みではないので、これを好機とばかりに自己研修としてCMIの日本語クラスに潜入してまいりました。

以前も記事に書きましたが、現在マーシャル(マジュロ)には私を含め3人の日本語教師がいまして、うち2人は協力隊です。一人はわたくしがCO-OPで、そしてもう一人が短大(CMI)で教えています。
幸い、お互いコミュニケーションがよく取れているので、今度のマツリ開催もかなった(ってまだ終わってないけど)わけですが、今回はそのCMIでのクラスがどんな感じなのか、偵察に、いえ、勉強に行ってきました。
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まずは午前のJapanese1のクラスにお邪魔しました。
短大の授業は一コマ70分と、高校の50分に比べると長丁場。どちらかというと集中力がすぐに途切れてしまいがちなマーシャル人をいかにひきつけるか、腕が試されるところです。
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人数は欠席者もいたということで13名。自己紹介や数、曜日などをペアワークなどでおさらい。
席を立って歩き回って、パートナーを見つけるアクティヴィティなども取り入れられていていました。
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書く練習もうまく組み込まれていました。

授業の後はマツリの準備作業をしてから、近くの中華でランチ。そして午後の授業です。
Japanese2のクラスは欠席者がいて、4名。こじんまりとしてはいますが、みな積極的で、何より日本語の勉強を楽しんでいる、というのが伝わってくるクラスでした。
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一人ひとり自己紹介をしてもらい、私への質問タイムには、お決まりの魔の質問、
「何歳ですか?」
が出ました。
「何歳だと思いますか?」
と聞き返したら
「23歳」
とうれしいお答え。
しかし、実年齢を明かした途端
「わかくないです」
とやられてしまいました。

シャドウイングを通じて自然な日本語のフレーズを練習。そしてカードゲームで形容詞のおさらい。
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あっという間に70分。

午前午後、両方のクラスを見ていて思ったのが、学生が飽きないように、しっかり練られた授業だなということです。それから先生自身がクラスを楽しんでいる、というのを感じました。

授業を見学させていただきながら、ずっと私は自分の授業のことを考えていました。特にJapanese1のクラスは人数も多く、学力の差も激しいことから、非常にチャレンジングなクラスであるため、CMIのクラスで学んだことをどう生かしていけばいいのだろうか、と。もちろん授業に取り入れたいこともたくさんあったのですが、一番大きい収穫は、相手がたとえ動物園のようなクラスであろうと、まあ楽しむ姿勢を忘れてはならない、ということです。これからいろいろこのクラスに対していろいろ新しい試みを図っているので、マツリが終わったら、具体的に行っていきたいと思っています。

大きな刺激をもらい、明日から心機一転、頑張ろうという気持ちになりました。
モリリン、本当にありがとう!

by jpt-in-Marshall | 2013-02-04 15:19 | 日本語教育@マーシャル

『隣のアボリジニ』

「さっきね、アボリジニの人とすれ違ったんだけど、なんだか怖くって」
何年か前に、オーストラリアのウルルに滞在していた時、ドミトリーで一緒になったイギリス人の女の子が私にそう言ったのだった。
「迫力はあるけど、なんにも怖いことはないよ」
私がそう言っても、「わかってるんだけど、やっぱりね」と彼女の中の恐怖心は変わらなかった。

友達に借りた『隣のアボリジニ』を読んで、ふと昔の出来事を思い出した。私の中でオーストラリアそしてアボリジニはちょっとした思い入れがある。東京でみたアボリジニのエミリー・カーメ・ウングワレーの絵画にすっかり魅せられてしまった私は、即座にアボリジナルアート探訪の旅を決めた。そんなわけで、ひとまずはウルルへとびだったのである。

そしていま、なんだかアボリジニとは無関係のマーシャルに来ているけれど、それがあながち「無関係」でもなさそうだというのが、この本を読んでいて思ったことだ。

隣のアボリジニ 小さな町に暮らす先住民 (ちくま文庫)

上橋 菜穂子 / 筑摩書房


『隣のアボリジニ』では、私たちが思い浮かべる≪アボリジニ≫が描かれてはいない。ディジュリドゥをふく人は出てこないし、ブッシュの中でほぼ裸の状態で狩りをして生活しているわけではない。あくまで途中からやってきて我が物顔で居座り始めたヨーロッパ人の子孫である「オージー」の隣人としての≪アボリジニ、またはその血を引く人たち≫が描かれている。アボリジニの本は何冊か読んだことがあったけれど、都市に住み、オージーたちと似たような生活をしている(似て非なる)アボリジニが描かれていて、とても新鮮だった。

現在オーストラリアで言われている「アボリジニ」のステレオタイプは主に2種類ある。
一つは自然の中で原始的な伝統を守る「原住民」としてのアボリジニ、そしてもう一つは都市ぶで働きもせず、生活保護のお金でお酒を買い求めてはぐでんぐでんになって、暴れる「ろくでなしの酔っ払い」としてのアボリジニ。前者が観光の呼び物として使われていて、後者はアボリジニへの差別につながっている。
「過去のオーストラリア人(ヨーロッパ人)は本当にひどいことをしたと思う。でも、もうそれは自分たちが生まれるはるか前の話だ。なんでやつらの酒代のために高い税金を払い続けなければならないんだ!?」
これが現代オージーたちの本音のようだ。

加えて、いわゆる「白人」オージーだけではなく、都市に住むアボリジニの間からもこんな声もあるようだ。
「アボリジニと白人との間に隔離政策があったあのころのほうがよかった」
かつてこの二つの民族の間には、厳しい隔離政策があり、アボリジニはホテルや喫茶店に入ることが許されず、また夜間も6時以降は自宅に戻らなければならなかったという。
その頃のほうが今みたいにアボリジニの不良の若者がたむろったり、酔っ払って暴れたりすることはなかった。生活保護もなかったから、あのころのほうがアボリジニはよく働いた。
もちろんこれは白人側の一方的な「押しつけ」による平和です。この状態に戻せばいいだなんて、何ともアナログな話である。しかし、このような状態であれば真面目に生活しているアボリジニにとって、いつまでも「こいつらのせいで、おれたちまで悪く言われるぜ」という言い分もあるのも事実。
「アボリジニもいい加減被害者意識を持つのをやめて、自分たちと同じやり方で勝負すればいい」つまり、欧米的な競争主義、資本主義の中に飛び込んで来ればいい、という考えもあるよう。
ただ、忘れてはならないのが、それはあくまで欧米人の価値観が生んだものであり、アボリジニの本来の生活文化とは程遠いものがあるのだ。

基本的には狩猟をするため、ノマドの生活様式であるのに加え、家族とのつながりが強く、個人主義の欧米社会とは正反対。収穫は家族並びに共同体でシェアしあう。一見白人の生活様式をとりながらも、彼らには伝統にのっとって生活する必要があるのだ。それを欧米的な価値観だけで甲乙つけるのは難しい。

かつてのような白人による「押しつけ」でもなく、かといって補償だけの「生活保護」でもない道がうまれるといいな、と私は読んでいて思った。ただし、それは彼ら自身がそのダブルスタンダードをしっかり自覚して、自分たちで解決策を生み出さないと変わらないのだろう。

シェア文化、家族のつながり、といったところはなんだかマーシャルにも似ていて、重なる部分もあった。

by jpt-in-Marshall | 2013-02-04 04:25 | 読書備忘録