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Marshallsに日本語があるかぎり


2012~14青年海外協力隊員としてMarshall Islandsで日本語を教えていました。マーシャルのあれこれ、日本語教育事情などいろいろ綴っています。
by jpt-in-Marshall
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<   2012年 10月 ( 7 )   > この月の画像一覧


授業風景

日本語教師というのは協力隊の職種の中でも結構地味で、その内容があまり詳しく知られていない部分があります。
そんなわけで今回は、普段行っている授業について書いてみようかな、と思います。

テキストは『げんき』を使っています。
基本的には日本でやっていた日本語の授業とあまり変わりません。
新しい語彙や文型の導入をして、口頭練習と筆記の練習問題を行い、インタビューやロールプレイなどの活動をして最終的に小テストをする、という流れです。
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これは「どんな○○が好きですか」というインタビューを行う活動です。
もちろん「私に聞いてもいいよ~」と言うので、私のところにも質問が来ます。
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こちらは注文のロールプレーを行っている時の様子です。
彼らはまだ初級の前半なので、ある程度モデル会話を示して、その流れに沿って行うように指導しています。
初級だから難しいだろう、ということではなく彼らが習ったことに加えて、より自然な会話になるように日本人が使うフレーズを取り入れて紹介しています。

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そしてこれはFacebookを通して同期の協力隊員にお願いした企画で、「世界の隊員からこんにちは」。
というのは今思いついたタイトルですが(笑)

同期隊員に簡単な自己紹介と、人国での業務紹介、そして私の生徒へのメッセージを写真付きで書いてもらい、初級学習者に分かりやすい日本語に私がリライトしてリーディングの教材として使っています。さらに、隊員にお返事を書くというライティングのタスクも行えるので一石二鳥です。

はっきりとした相手がいるので彼らにとっても手応えがあるのかモチベーションが変わります。
協力してくれた仲間に感謝です。まだたくさんあるので、継続して行きたいなと思っています。

赴任して新学期が始まり、最初に私がしたのが曜日ごとに科目を決めるというものでした。
例えばJapanese2のクラスでは文字(カタカナ)の授業を月曜日に行い、文化の授業を金曜日に決め、それ以外はテキスト学習というようにしました。更に上のJapanese3のクラスでは、

月:テキスト
火:テキスト
水:プロジェクトワーク
木:ライティング・文字(漢字など)
金:文化

毎日日本語の授業があるので、メリハリがあったほうがいいかな、と思ったのとそちらのほうが私にとっても授業計画が立てやすいのです。小テストなどは多少曜日の科目を無視してもいいことにしています。

とはいっても、極端に前任者の方がやってらしたことを変えるのもどうかとも思うので、引き継いだ内容に沿ったり、生徒たちに「前の先生はどんなふうにやっていたの?」と聞いて、そのやり方を継続したりもしています。

あっという間に月日が流れてマーシャルに来て4ヶ月、赴任して3ヶ月が経とうとしています。まだまだ始まったばかりと言えますが、きっとあっという間に2年経ってしまうんだろうな、と思います。日本語学校にいた時にできなかったことができる環境に感謝ですね。学生のニーズに耳を傾けつつもマーシャルの日本語教育を盛り上げていけたらいいなと思っています。

by jpt-in-Marshall | 2012-10-27 09:48 | 日本語教育@マーシャル

ハロウィンで思わぬ日本文化授業!?

ハロウィンが近づいてまいりました。
日本にいた頃はスルーしていたイベントではありますが、こちらマーシャル、特にアメリカンスクールであるCO-OPではハロウィンは盛大にやります。

ハロウィンは31日ですが、今年は平日なので27日の土曜日にイベントをやることになりました。
今年高校生はお化け屋敷を作るということになり、ハードウエアショップに務めるPTAの全面的な協力を得て、カフェテリアをお化け屋敷に変えていきました。なかなか本格的でございます。

そんな中日本語教師である私は何をしていたのかって?意外や意外、結構働いてたんですよ~。
実は先週日本語のクラスにいる10年生の子に

「お化け屋敷で日本のお化けをやるつもりだからいろいろ手伝って欲しい」と頼まれました。なんでもアメリカで

リメイクされた‘リング’や‘呪怨’が大人気で、その映画に出てくる恐ろしい例のヤツを再現したいのだとか。
しかしわたくし、映画は大好きでもホラーだけはご勘弁、という人間です。
まあそれでも貞子は知ってるし、こちらの女子は皆髪の毛がとっても長いので(腰くらいまである子も珍しくありません)貞子はハードルが低いかな、と思いました。

というわけでハロウィン直前の日本文化の授業のテーマはずばり、「日本のお化け」。
唐傘やのっぺらぼう、ろくろっくびなどの古来のお化けの名前や肝試し、百物語についても紹介しました。さらに日本のお化け屋敷のムービーも見せました。

いや~、これがものすごく面白いことになったのですよ、ええ。
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写真で一目瞭然?でしょうか
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ちなみにこのふたりは男子です。

さて、ハロウィン前日、授業をせずに1日お化け屋敷制作に割いたCO-OPのハイスクーラーズ。私は小道具制作のチームに入り、看板やお棺、ポスターを作りました。
ホワイトボードに日本のお化けの絵を描いてあげて、それを生徒たちがお棺や看板にペイントしました。
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童心に帰ってペイント。
スポンジブラシでは飽き足らず、手で描いたり。
お絵かきって楽しいな。
生徒たちのアーティスティックな才能も垣間見ることができて新鮮でした。
なかなか楽しい一日でした。

by jpt-in-Marshall | 2012-10-27 09:36 | 日本語教育@マーシャル

プロジェクトワーク①

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Japanese3のクラスではプロジェクトワークを行っています。

彼らは中学の時の授業を含めると結構長いこと日本語を勉強しているので、座学だけでは飽き足らず、習った日本語を使ってアクションをとりたいんだろうな、とモチベーションが高い印象を受けたので、
学期の初めに

「日本語のクラスでどんなことやりたいの?」
という問いかけをして、

「日本大使館やMJCCにフィールドトリップに行きたい」
とか
「日本人観光客とお話してみたい」
などと色々な希望が出ました。

それらを聞いていた私の頭の中に、あるアイディアが浮かんできました。

「マジュロを訪れる日本人観光客に渡すガイドブックを作ろう」

生徒も乗り気になり、

かくして「1年、または2年かけてもいいプロジェクト」としてプロジェクトワークが始動したのです。
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5日間の授業のうち、毎週水曜日はプロジェクトの日にしました。

このプロジェクトワークにおいて、教師である私はあまり表に出ません。

リーダーを2名、そして記録係を決めて、彼らを中心に生徒たちがイニシアティヴをとって進めていきます。

どんな内容を織り込むか

①マーシャルの歴史
②民族衣装
③マーシャルの映画(あらすじ)
④旅のマーシャル語
⑤マジュロ地図
⑥レストランレビュー
⑦マーシャルの行事を織り込んだカレンダー

週末を利用して、彼らは写真も撮りに行ってくれているようです。

作業の様子を見ていると、こちらが思っていた以上にはかどっていて、もしかしたら1ねんもかからないかもしれないのでは?と思ってしまうほど。

本当にこの人たちはすごいなあ。
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この作業を通じて生徒たちは自分の日本語の知識を用いたアウトプットをし、日本語でタイピングもしています。
その中で自分の日本語力の限界に気づくこともあるでしょう。でもそれが新たなモチベーションとなるといいな、と。
それこそプロジェクトワークの醍醐味なのです。

そんな彼らの姿を見ていて、黙っていられなくなった私は観光隊員に絡んでもらうことに。
彼女にもタウンガイドをしてもらいたい、という希望があったので話は一気に進みました。
一度ゲストスピーカーとして観光についてプレゼンしてもらったことも。

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このプロジェクト、なかなか大きなものになりそうな予感がします。

by jpt-in-Marshall | 2012-10-21 09:05 | 日本語教育@マーシャル

Conferencesって個人面談のことかな?

一昨日の放課後から昨日の丸一日まで、我赴任先の高校ではConferencesがありました。

何かというと生徒とその親が来て、担任の先生から成績表をもらうとともに面談をして授業態度や成績についてなどを話し合うというもの。
日本で言う面談ですね。
ただ日本と違うのは、高校の先生全員がU字型に座って、成績表をもらったら科目の先生のところすべて回って話をする、ということ。

当然日本語担当の私も同席して父兄と話をします。

座席には私のなまえがついていました。
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長時間座っていなければならないし、時間によっては入れ替わり立ち代り色々な人と話をするのでハードン馬用に思えますが、実際には誰も来ない時間もあったりして、その間は来週のレッスンプランと授業準備ががっつりできたという美味しい時間でもありました。
なにより、父兄とコミュニケーションが取れたこともとても大きな収穫でしたね。

印象的だったのは、父兄の中にも日本語学習歴があったり、日本で勉強したとか、長期滞在した経験がある人が多く、日本語教育に対する意識が高いな、と感じたことです。

第2外国語の日本語なんてそんなに彼らにとっては大事ではないだろう、と思ってしまいそうになる時も多々ありますが、すべての成績をトータルして出されるGPS(高校卒業後の進路決定に非常に重要)を非常に気にする父兄にとって、日本語の成績が例えばCとかC+だったりすると、顔色が変わって
「なんでこの成績なんですか?」とか
「成績を上げるには、この子はどうしたらいいんですか?」とか
言われたりします。

日々の授業態度
宿題や毎日行う練習問題などの提出物
ノート整理
小テストの結果
アクティビティなどの態度
授業態度

などなどから評価をしているので、原因を探って父兄にお知らせしています。

一見大変そうですが、なかなか楽しい時間でした。

来週は来週で週末にハロウィンがあり、これまた大きなイベントなので今週末はゆっくりすることにします。

by jpt-in-Marshall | 2012-10-20 07:02 | 日本語教育@マーシャル

3ヶ月目の覚書

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マーシャルに来て3ヶ月経ちました。
つい1ヶ月前は体調を崩してしまったこともあり、かなり悲観的な気分になっていたのですが、今は雲が晴れたようにリラックスして過ごしています。
実はその頃にブログに載せようと思って書いた記事があったのですが、投稿しないことにしました。その記事を今読んでみると、かなりウェットになってるな、と我ながら恥ずかしくなります(笑)でも、それも正直な気持ちだし、貴重な記事なんだろうな、と思ってます。

そんな時期を経て、今は仕事にも慣れてきたし、赴任先の良さもみえてきて当初の頃のようなネガティヴな思いがかなり収まってきました。それにほかの隊員とも仲良くなったし、さらに日本人に限らず欧米人、台湾人、フィジー人と人脈も広がってきて楽しい日々を過ごしています。
特に来年の夏にはフィジーへ行きたいな、と思ってるほどフィジーの人たちとのご縁があります。
さて、そんな風に交友関係が広がる、ということはつまり外食やパーティーが多くなるということなのですが、それに伴い体も広がってきてしまいました。先月は頑張るのはやめようということで運動を中断していたのですが、そろそろ日常的な運動を再開させなければ。というわけで朝はyogaかチベット体操、そして夕方には近くの病院でやってる無料のエアロビに通ってます。そこには看護師隊員もいて、行きやすいのです。さらに流れている音楽も南国情緒万点でマーシャルローカル度がかなり高い。普段欧米社会の中で生きているので、これは新鮮です。

自室で過ごすひとりの時間も充実していて、先週実家からお気に入りの雑誌や小説を含んだ荷物が届き、夜はひたすら自室にこもってインテリア雑誌を読みながら至福のひとときを過ごしておりました。

とはいえ、だらだらするのではなく、仕事は仕事、人と過ごす時間と自分の時間のバランスをとってメリハリのある生活を心がけたいものです。これからの私の目標は、財布も身も引き締めること、そして部屋をより快適にするべく、収納棚の整理をお金をかけずにすることです。

写真は自室です。
お金をかけずに収納などの工夫をしています。
でも布はついつい買ってしまいます・・・^^;

by jpt-in-Marshall | 2012-10-18 14:17 | 自己紹介のような呟き

フィジー独立記念パーティー

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マーシャルに来て、フィジー人とのご縁がありました。
【マーシャルに来て】って書いたけど、実を言うと来る前からと言ったほうが正しいかな。
ホノルル発の藍蘭ホッパーに登場しようと登場通路で並んでいたら目の前にいた背の高いPacific Islanderの紳士が突如「写真を撮ってください」と相方にお願いしたのです。
それがきっかけでお話をし、しかも座席もとなりで降りる場所もマジュロ。
聞けばフィジーにある大洋州随一の大学、USP(University of South Pacific)の先生で、エクステンションがあるマジュロに夏期講習のために訪れるとのことでした。

お名前はドナさん。

ドナさんとは今でも交流が続いています。


そして赴任してからも、フィジー人の先生と会う機会がたくさんありました。
今私が教えているCO-OPには3名のフィジー人の先生が教えています。
ほかにもマーシャルでは数多くのフィジー人の先生が働いています。
この間もタクシー(乗合バスのようなもの)に乗ったら、フィジー人の女性2人と乗り合わせ、にわかにおしゃべりに花が咲きました。

さて、そんな私のFijian luckの最高潮?とも言える出来事が、この週末にありました。

先週の10日はフィジーの独立記念日。10日は平日だったので、その週の土曜の夜に独立記念パーティーが催されたのです。「皆さんぜひ来てくださいね」というオープンなご招待に行く気満々になった私。こちらで仕立てたアイランドスタイルのワンピースに身を包み、言ってきましたよ!
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7時開始、ということでしたが、んなわけはあるまいと7:30頃行きましたが、やはりまだ始まらないようす。皆さん腕を振るってフィジーのお料理を作っていたということもあり、パーティーは約1時間遅れでスタート。フィジーの伝統的な集会スタイルのお祈りやすピーチ、そして忘れちゃいけないFijian Foods。挙げ句の果てにはノリノリでダンスの群れにも乱入させていただきました。

パーティーでは、同僚以外にもほかの学校で教えている先生たちと知り合いになれたし、何より冒頭のドナ先生にもまたまた再会できて、とっても嬉しかったです。
カヴァもいただきました。
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この夜のフィジー人はみんな胸を張っていて、フィジアンとしての誇りを喜びとともに表現しているんだな、という印象を受けました。

来年の夏休みには任国外旅行でフィジーに行きたいな。

by jpt-in-Marshall | 2012-10-18 14:09 | マーシャル徒然

風呂敷をデザインしてみました

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日本文化の授業で以前、風呂敷を扱ったことがあります。
簡単な風呂敷の歴史と、包み方を紹介しました。が、実は実際に日本の伝統文様を知ってもらおう、という続編もあったのです。
プロジェクターで日本の伝統文様を紹介し、今度は実際に自分で風呂敷をデザインしてもらいました。
もちろん日本の伝統文様でなくても構わない、というフリーな課題です。
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伝統文様を紹介した小冊子を用意し、それを参考にしながら和柄をデザインしてくれた生徒もいれば、
マーシャル的なモチーフを使ってオリジナルデザインを見せてくれた生徒もいました。
デザインの説明も書いてもらったのですが、中には哲学的とすら思えるようなコンセプトでデザインしてくれた子もいました。
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印象的だったのが、マーシャル、というよりも大洋州のタトゥーモチーフを使う子が何人かいたということです。

マーシャルに来て、俄然タトゥーアートに興味が湧きました。
もちろん自分の体に彫り物を入れるわけにはいかないので、タトゥーモチーフを髪にスケッチしたり、タトゥーデザインのTシャツを買ってみたり、という程度なのですが・・・
ちなみにマジュロ一のタトゥーアーティストのJは現地のアートNPOJambo Artに属していて、私とも仲間なのです。

by jpt-in-Marshall | 2012-10-15 05:59 | 日本語教育@マーシャル