人気ブログランキング |

Marshallsに日本語があるかぎり


2012~14青年海外協力隊員としてMarshall Islandsで日本語を教えていました。マーシャルのあれこれ、日本語教育事情などいろいろ綴っています。
by jpt-in-Marshall
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
ライフログ
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

<   2012年 03月 ( 15 )   > この月の画像一覧


派遣先に持参する荷物

本題に入る前にアナウンスさせてくださいませ

平成24年度2次隊でSVとしてPC関連でマーシャル派遣の方、もしこのブログを読んでいらしたら、
ぜひとも鍵コメで結構ですのでご連絡くださいませ。

今年帰国なさる現SVさんが連絡を取りたいとおっしゃっています。

*このブログが単に私のぼやきの場にとどまらず、寄り幅広いかけ橋の場となれば良いなと思ってます。

***********************************


それでは今日の本題に。

今回は既に頭を悩ませている「荷物」のこと。

マーシャルに限らず、隊員さんたちはどうやって大量の荷物を任地に持ち込まれたのでしょう。

もちろん性別によっても、職種によっても、果ては個人の趣向によっても内容や重量は変わると思うのですが。

そんなわけで訓練すら始まっていませんが、私はそのあたりのリサーチを始めることにしました。

↓でご協力いただいたTさん、そしてブログにコンタクトを下さった方にいろいろお伺いして、さらに自分でも少し調べたのですが、以下の方法でいくんだろうな、と見当をつけました。

手荷物+EMSのエコノミー便

手荷物に関しては、一応コンチのサイトを見てみたのですが、
エコノミーだと手荷物は1つ、23キログラムまで
ビジネスだと2つ、32キログラムまで

JOCVはどちらなんでしょうね?

できればビジネスがいいな。
快適さということより、手荷物である程度持っていけたら、EMSで送るものが減るので。

気になるEMSは30キログラムまででやはり2万近くかかるようです。

他に何か良い方法がある方がいらっしゃいましたら、ぜひとも教えていただきたいです!!!!

マーシャルはある程度必要なものがそろうということなので、何から何まで日本から持っていく必要はないといいます。

私自身服飾、文具、洗面用具などの生活用品はさほど持参する予定はないのですが、健康管理の一環として食生活と自然療法のための物品はある程度持参する予定です。

それに日本語教師なのである程度教材も必要になってきますし。
向こうで読む本もけっこう山積み状態…

訓練が始まる前にある程度荷物をまとめておこうと思います。

by jpt-in-Marshall | 2012-03-31 19:52 | 準備期間@日本

帰国隊員さんと

きっかけは日本語教師集合研修の時に、ダメもとで担当の方に

「マーシャルOVはいらっしゃらないんですかね?」

と聞いたことだった。

するとなんと研修中にスーツ姿でカメラマンをされていたTさんが11月に帰国されたばかりのマーシャルOGでいらしたのだった。

言ってみるものである。

Tさんはマーシャル諸島短期大学で日本語を教えていらした方である。

そんなTさんに、お忙しい中の貴重なお休みのお時間をいただいて新宿某所でいろいろお話を伺う幸運に恵まれた。

2時間以上にも及ぶ私の遠慮ない質問攻めにも、いやな顔一つせず丁寧に答えてくださったTさん。

現地での生活のことや活動のことに限らず、これから始まる訓練@駒ケ根についてもいろいろ教えていただいた。

マーシャルはサンゴ礁でできた島なので、火山があるわけでもなく土壌が豊かではない。
そのため野菜を育てる文化はなく、人々は海の幸とココナッツなどの南国の木の実などをうまく調理して食べていた。
しかし現在はそのようなローカルフードよりもアメリカから輸入した缶詰、油の揚げ物や古い野菜などが都市圏では食生活の主流となっているらしい。

いくら協力隊の理念が「現地の人々と同じものを食べ・・・」とあっても、そのような食生活でいては健康を害して活動もままならなくなるだろう。

そんなわけでマーシャルに限らず大洋州の多くの島に派遣される隊員の必需品は、ビタミンなどのサプリメントだったりする。

またTさんのお話では、薬なども気になるようであれば日本から持っていった方がよいとのことだった。

しかし、マーシャルのマジュロには大きなスーパーがいくつかあるばかりか、日系スーパーもあり必要なものはほとんど手に入るとのこと。

停電や水不足などの慢性的な問題はあるにせよ、物資的には恵まれた環境なんだなと思った。

これから2カ月の引きこもり(?)訓練、ほぼ毎週行われる予防接種というおおきなハードルが待っている身としては、訓練に耐えられるか、まっとうできるかという心配もあるのだけれど

「大丈夫ですよ」

と励ましのお言葉をいただいた。

間際にならないと、あるいは実際に始まっても情報公開を簡単にしてくれるわけではないので、こうしたOVの方からの情報は本当に貴重である。

特にベールに包まれた訓練時のことなども多く伺えたのは大きかった。

Tさん、改めまして、貴重なお時間をありがとうございました!!

「訓練が終わったら、またお目にかかれたらいいですね」
とおっしゃってくださったことにも感謝である。

by jpt-in-Marshall | 2012-03-30 16:10 | マーシャルあれこれ

勉強せねば・・・

本をスキャンしてデータ化する作業も、訓練のためのお買いものもひと段落した今、

ずっと避けていた?勉強に取りかからねばなりません。

「事前学習」と称されて、JICAから課せられていた英語学習と国際協力に関する勉強です。

国際協力に関しては、まずはJICAやJOCA、そして任国について学んでおけとのこと。

はい、本日からぼちぼち始めるといたしましょう。

JICAがらみのことは、JOCAが無料で提供しているWEB学習をやってみようかな、と。
申し込みを済ませ、IDをいただいたので、これから始めたいと思います。

そして英語

英語は苦手ではないし、ある程度仕事でも使ってきたということで、特に何も課題が出されていないのですが

それはつまり「自分で見つけて、やれ」ということ。

う~む、何をしようかなと考え、まずは語彙の復習をば。

聞いて覚える英単語キクタンTOEIC Test Score 990

一杉 武史 / アルク



おととし受けたTOEICのために使っていた本です。
取っておいてよかった。
これで語彙を増やします。

起きてから寝るまで英語表現700 完全改訂版

吉田 研作 / アルク



これは去年買った教材。
私は留学経験や海外生活経験がないので、日常で使われる表現って実は死角だったりします。
そんな私にはとってもぴったり。
去年集中的にやって以来開いてなかったので、かなり忘れてます^^;
ので、これも復習。


以上の2冊の復習が終わったら、WEBで国際協力とか今興味がある分野のサイト記事を探して読んでみるというのも良いでしょうね。
YouTubeでニュースやドキュメンタリーを探して、聞きとりの練習をするのも良いだろうな。

そう考えるとあと1週間ちょっとしかないので、時間を有効的に使わねば。

あ~、でも明日から週末は連日人とご飯を食べる約束が・・・
ダイエットも引き続き頑張らねば。

by jpt-in-Marshall | 2012-03-28 15:02 | 準備期間@日本

凡人社

e0248833_11513821.jpg


週末、↓でご紹介した第五福竜丸展示館へ行った帰りに、同じ有楽町沿線、麹町にある凡人社へ行ってきました。

ご存じない方のためにご説明しますと、凡人社とは日本語教育専門書店です。

以前はビルの1階にあり、路面に接していて「ずいぶんいい場所にあるなあ」と思っていたのですが、

1月から同ビルの8階に移転して、かなりこじんまりとリニューアルオープンしています。
今回の目的は、評価に関する本を探すことにありました。
特に中等教育の日本語教育に携わるということもあり、ポートフォリオ評価が取り入れられないかと思っていたので、ポートフォリオ評価に関する本も探していました。

お店の人に伺ったらポートフォリオに関する本は扱っていないとのこと。

評価に関する本のページをめくって厳選した結果、以下の2冊を購入。

学習を評価する (国際交流基金日本語教授法シリーズ)

国際交流基金 / ひつじ書房



これは国際交流基金が出しているシリーズ本です。
お手頃価格(平均1000円前後)で内容もわかりやすいので、何冊か既に持ってます。
ポートフォリオ評価についてもちゃんと記載されてます。

授業設計マニュアル―教師のためのインストラクショナルデザイン

稲垣 忠 / 北大路書房



日本語教育に特化されてはいないようですが、授業の組み立て方や評価など全体的な視野で授業を考えるのによさそうな本だったので選びました。

しかも今はJOCVは派遣前まで10%オフ、という有りがたい特典つき。
ちゃんと名前を確認したうえでのオフになります。
(あらかじめ名前の公開には同意をしています)

とはいえ、この2冊の本、いつになったら読めるんだろう?

まだ図書館で借りた本も読み終えてないし・・・
英語の勉強やJICAについての事前学習もしておかないといけないのに・・・

まあ、マーシャルでの授業が始まる前に読めればいいか(笑)

by jpt-in-Marshall | 2012-03-27 12:01 | 準備期間@日本

本を主軸とした日々

訓練が始まるのが4月11日なので、日本語教師集合研修も終わった今、わりと時間があります。

仕事もしていないので、家にいることが多いです。


・・・が、しかし!

結構やることがいっぱいあって、バタバタしてます。

何をしているかというと、必要なものの買い出し。

訓練所で必要なものとマーシャルに持っていく本などを買ってます。

それから本のスキャニング。
データ化してなるべく本の冊数を減らします。

そして、読書。

とはいっても今読んでるのは先週見に行った映画‘幸せの経済学’関連の本です。

いよいよローカルの時代―ヘレナさんの「幸せの経済学」 (ゆっくりノートブック)

ヘレナ ノーバーグ=ホッジ / 大月書店



ラダック 懐かしい未来

ヘレナ ノーバーグ・ホッジ / 山と溪谷社




おいおい、これから行くのは大洋州のマーシャルだろう?と突っ込みたくなりますが、
妙にインドのヒマラヤ地方に意識が飛んでおります。

私、こういうのよくあるんです。

旅行の直前に、自分が行くのとは違う国の旅行記を読んで
「ここ、行きた~い」という癖。
しかもその次の旅の行く先をその地にしているという。

マーシャルが終わったら、ヒマラヤ辺りに飛んでいくかもしれないわたくしなのです。

そのほかにもこんな本を図書館から借りてます。

ブータンと幸福論―宗教文化と儀礼

本林 靖久 / 法藏館



ブータンのGNH(Gross National Happiness、国民総幸福量)にもとっても興味があります。

一見離れた分野ではありますが、今後の国際協力の在り方に大きくかかわると思いますよ。

むしろ途上国の人々が「本当に私たちのためになることは、何もしないで放っておいてくれることだ」という人もいるくらいですから。

by jpt-in-Marshall | 2012-03-26 11:35 | 読書備忘録

第五福竜丸展示館

e0248833_13592622.jpg


昨日は新木場の夢の島にある第五福竜丸展示館へ行ってきました。

マーシャルとどう関係があるのか、ご存じない方もいらっしゃると思いますが、

1954年3月1日の米軍によるビキニ環礁での水爆実験をご存じの方は多いと思います。

しかし、かつての私を含め、ビキニがどこにあるかはピンとこない方も多いのも事実。

そのビキニ環礁はマーシャル諸島にあるのです。
上記の水爆実験の際、近海で遠洋漁業を行っていたのがマグロ漁船でもあった第五福竜丸でした。

当然のことながら乗組員の方々は島民と同レベルの被ばくをしました。

現在でも3月1日は「ビキニデー」としてマーシャルの国民の休日になっています。

そういった背景を知ったので、私自身マーシャルへ行く前に一度この第五福竜丸展示館へ足を運んでおきたかったのです。

第五福竜丸は被爆後、練習船に改造され、東京水産大学で使用されていましたが、1967年に廃船となり、東京湾に「ごみ」として浮かんでいたようです。

それを歴史的な遺産として多くの方々の草の根の努力により、夢の島公園に記念館を建てる運びとなったのです。

記念館には福竜丸がそのままの形で展示されています。

もちろん核実験に関する歴史について、そしてマーシャルの被爆者たちの様子も展示されています。

核実験の歴史を見ていて、私はある共通点を見出しました。

いずれも「マイノリティー」がいる「辺境」で行われているということです。

カザフスタン、モンゴル、アメリカのネバダ州、フィジー、そしてマーシャルのビキニ・・・

米軍にせよ、フランスにせよ、旧ソ連にせよ
「無人」の地で実験を行ったとは言っても、「無人」ではありませんでした。

ただマジョリティーが「人」として認めていなかったといっても過言ではありません。

核実験もただ兵器の運転実験にとどまらず、各の影響を受けた人間のその後の調査という「人体実験」の要素があったことも見逃してはいけないのでしょう。

実験後のマーシャルにやってきたアメリカ軍のお偉いさんはヒバクシャたちにこう言い放ったそうです。


「(親指を見せて)お前たちの命はこれだけのもの」


50年も前なので現在はそんなことを軽々しく言えるような風潮はなくなりましたし、アメリカも数十年たってやっと水爆実験に関して責任を一部認めて、元ビキニ島、被爆のひどかったロンゲラップ島の人々に賠償していますが、

その方法が正しいものなのでしょうか。
外国人で、せいぜい本を数冊読んだだけにすぎない私が偉そうなことを言う立場にないことは承知していますが、元ビキニ島民が現在居住するキリ島での様子を見るとそう思わずにはいられません。


そういった背景を意識しつつ、現地で活動していきたいと思ってます。

by jpt-in-Marshall | 2012-03-25 13:57 | マーシャルあれこれ

7年で得た宝

先日の日本語教師集合研修で思ったことなのですが、

「私が日本語教師をしてきた7年の間で得たものとは何だったんだろう?」

とふと考えてみました。

まあ、それなりに経験もえることができましたが、結局経験や年数なんていうのが「良い日本語教師」の脂質であるということにはならないし、自分自身がいかに向いていない「駄教師」であるかを痛感させられた研修だったのですが、

7年間やってきて得た宝は


人との出会い


だったのかな、とつくづく思います。


7年の間で、掛け持ちもいろいろやったり、シンガポールの派遣会社と契約してプライベートレッスンもやっていたので(レッスン自体は東京で行われてました)

たくさんの日本語の先生方、学校スタッフ、そして世界中からやってきた学生やクライアントさんと巡り合うことができました。

おととしから始めた日本語がらみのブログでも
今回の研修でも
素晴らしい出会いに恵まれました。

ちょっとでもその出会いを振り返ってみると、頭の中がパンクしそうになるくらい思い出が、そのときは何気なかった「あの瞬間」がつぎからつぎへと湧いてきます。

思えば日本語教師として、都内を縦横無尽に移動しました。

下北沢、渋谷、新宿、青山、恵比寿、赤坂、六本木、錦糸町、飯田橋、神保町、丸の内・・・

今でもその地に降り立つと、生徒さんや学生のことを思い出します。

「先生、どうして結婚しないんですか?人は一人で生きるものではありません」と私に説教してくれた若干20歳を少し過ぎたハイさん、

「先生、新宿にいるなら一緒に砂肝を食べに行きましょう」といきなり誘ってきたタロウ

「先生のフランス語をフランス人は理解しましたか」という婉曲を超えて、嫌みの境地に達したヘンリク

「おはようございま~す」とメイドのコスプレをしてやってきたサミー

「タケシタドオリはTake a s○itに聞こえる」とスラングをかましてくれたナンシーさん

レッスンのたびに食べ物の話になって終わってしまうペクさん

1日10回は泣くという、自分史上最年少の生徒さんになった5歳のマルゴ

数え切れないほどの思い出を残してくれた出会い

これが7年間教えてきた中で得られた宝だと、本当に思う。

崩壊したクラスに途中から入れられた当時新人の私
親の面倒を見ながら仕事と両立させることが限界になって気持ちがふさいだこともあった
そんな気持ちや家の環境から逃れるために、安い給料をなんとかやりくりして年に一度は海外へ一人旅に出た私。
すべてから解放された旅だったはずなのに、気がつくと考えているのは学生のことだった。

7年間、突っ走ってきたよな。

そしていよいよ私は念願の海外勤務の切符を手に入れた(まだその前に2ヶ月の訓練という難関が待ってるのだけど・・・)わけだ。

日本での日本語教師としての仕事に、正直未練はない。

そういうのは私らしくない。

帰国後のことはおぼろげには考えているけれど、まずはこれからどうするかに集中したい。

訓練を経て向かう南国のマーシャルで、私は一体どんな宝物を手に入れるのだろう。

わかっているのは、ヘドロみたいな経験も、いつかは宝になってしまうということだ。

by jpt-in-Marshall | 2012-03-23 15:23 | 自己紹介のような呟き

マーシャルで桃太郎

♪も~も たろ~さん、ももたろ~さん、
お腰に つけた~、きびだんご~、ひとつ~、わたしに くださいな~♪

で日本人にはおなじみの『桃太郎』ですが、わたくしただいまこの『桃太郎』を教材にするべく、準備をしております。

え?なんで、桃太郎なの?

相手は高校生でしょ???


と思われるでしょう。


反対に「あ、な~るほどね!」と思われたそこのあなた、かなりのマーシャル通ですね^^


桃太郎はマーシャルではとてもなじみのある名前なんです。

今「名前」と書きました。

はい、あくまで「名前」としてです。
「昔話」としてではありません。


マーシャルは1914年から45年までの約30年間日本の統治下に置かれていました。

その際に行われた「日本化」の影響もあってか、現在でも日本語が単語レベルでいくつか残っています。

おそらく「桃太郎」もその際にマーシャルに入ってきたのでしょう。

なんと、マーシャルには「モモタロウさん」というお名前が存在するのです。
ただし、今では「桃太郎」の本当の意味、昔話を知る人は少ないといいます。

そんな歴史的背景もあり、前任の方から
「桃太郎を日本文化の紹介として扱うと面白いでしょう」というアドバイスをいただいたので、
ヒャクゴウ、ただいま活動教材としていろいろ工夫しているところです。

どんな活動にするかって?

それは現地入りしてからの、お楽しみ~♪

ももたろう (日本傑作絵本シリーズ)

まつい ただし / 福音館書店



by jpt-in-Marshall | 2012-03-22 12:08 | 日本語教育@マーシャル

‘幸せの経済学’を観て

facebookにも書きましたが、JOCAの施設でもある神奈川国際研修センターで開催された上映会に行ってきました。

私が住む埼玉県から2回越境して2時間かけ、初めての相鉄線に乗り、さらに駅から歩いてたどりつくことができました。

小旅行ですよね(笑)

学生のころもこういうことをやりましたが、30過ぎてからもやっちゃう私って、ワカイんだかバカいんだか・・・

今回私が見たのは‘幸せの経済学’という経済のグローバライゼーションに対するローカライゼーションを唱える映画です。



監督は経済学者でもあるヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんというかたで、彼女はヒマラヤの奥地ラダックという西洋の消費文化が30年前まではいっていなかった地域にも長く住んでいた方でもあります。

そんなラダックも欧米系の企業が参入したことにより、それまで自給自足の自立的で、精神的にも豊かさを保っていたラダックの人々の価値観、経済感覚が一変してしまいました。

ラダックの昔の人はこう言いました「ラダックに貧しい人などいない」

しかし、今となっては同じ人がこういうのです。

「私たちは遅れていて何も持っていない。だから援助してください。」

幸せとは何なのでしょうか?

豊かさとは何なのでしょうか?

現在はグローバライゼーションが進み、というか進み過ぎて飽和状態になった感があります。

globalという言葉は一見internationalといったニュアンスを持ち、聞こえがよいのですが、
あらゆる面で弊害を生み出しました。

世界の画一化、各国や地域の文化の破壊
一握りの権力者に富が集中するというピラミッド的な構造
(特にアメリカの○○とか●●とか▽▽とか・・・実名は出しませんが)
カネが政治を牛耳り、そのカネの甘い蜜に夢中になり、人々の真の幸せや豊かさを無視した社会構造
小規模農村や地元企業の破壊、環境破壊、生態系の破壊
増加する一方の失業者たち
そして人々の心の破壊

スラムの人々はこう言います

「おれたちだって、好きで物乞いをやってるわけじゃない。おれたちに土地さえ与えてくれたら、必要な分は自分で作るさ。だって今までってそうやって生きてきたんだから」

以前教えていたクラスにいたインド人の学生を思い出します。

彼はIT関係の仕事で来日していた人で、とても明るく内向的で競争的なお年頃の欧米女子が多く、やややりにくいクラスの中でムードメーカーとしてとてもありがたい存在の学生さんだったのですが、

ある日の休み時間、彼がこんな話をしてくれました。

「私の実家はfarm(農家)です。私も農業が好きで、本当は農業がやりたいです。でも結婚するためには農業じゃあだめなんです。結婚するため(の自立と経済力)にITに入りました。」

もちろん今の経済活動や通信技術などを否定するつもりはありませんが、既に資源はそこをつき始めているし、原子力発電も継続は非現実的な気がします。

再生可能なエネルギーやそれぞれの地域の人が互いに協力し合って必要なものを自ら生み出したりするローカル化が今後の打開策となるでしょう。

映画の中では日本の辻真一さんのお話や埼玉県小川町の取り組みなども紹介されており、ただ理念だけを熱く語るだけではなく実践の具体例まで示してくれたのでとても良いなと思いました。

約70分にこれだけの要素が組み込まれているドキュメンタリー映画はそうありません。

私自身、この映画でJOCVとしての活動を終えてからの方向性が見えてきた気がします。
訓練所に入る前に、日本を出る前にこの映画を見ることができて本当に良かったです。

現在は各地で自主上映会が行われているので、公式サイトでチェックしたりfacebookでいいねをクリックすると上映会情報が流れるので、ぜひとも一度見ていただきたいなと思います。

幸せの経済学オフィシャルサイト日本語版

幸せの経済学公式サイト英語版

そのほか関連する映画情報はこちら↓↓↓

第4の革命
ドイツを脱原発に導いたドキュメンタリー映画です
自然エネルギーの可能性と実践例が非常にわかりやすく描かれています

THRIVE
富の集中、権力者たちの陰謀的世界構築、地球エネルギーなど全体的に捉えられる映画です

by jpt-in-Marshall | 2012-03-19 12:17 | これからの世界のことを考える

ゼロ地点に戻る

休みなしの丸7日間の日本語教師集合研修が本日終了いたしました。

はっきり言ってあっという間でしたが、それぞれの日に学ぶことが濃厚すぎて、正直ほとんど消化しきれていない状態です。

ただ今言えることは主に以下の2つかな。

①素晴らしい人たちに出会えたこと

日本語教師が全国から26名も集ったというのもそうない光景です。
しかもこの26名は同じJOCVという任務でそれぞれの派遣国へ向かいます。
日本語教育に関していうならば最適快適とはいえない環境に行くわけです。

そんな同じ立場の私たちではありますが、バックグラウンドは千差万別。
お話をしているだけでとっても刺激的でした。

同じ1次隊で駒ヶ根訓練所の方も何名かいらっしゃるのですが、訓練所が違ったり2次隊の方だったり、と下手をするともう二度とお会いできない方もいらっしゃるかもしれません。

それでもこのブログを読んでいただいたり、facebookでつながっていたりできるのですからIT techはありがたいですね。

②今までの経験はゼロだと思うことにした

研修中のある日、これまで日本語教育とは別の分野にいらした方に質問されました。

「ユリさんはこの研修で学ぶことありますか?」

厳密にはこういうお言葉ではなかったのですが、つまりは7年も日本語教師やってた人にとって面白いと思えるのか?すべて知ってるような話で改めて学ぶことがあるのか、ということだと思います。

答えは

「もちろん大いに学ぶところ、あり」

です。

というか最終日に近付けば近付くほど自分のこと?と思ってしまうくらい、追い詰められた気になりました。

確かに経験年数はそれなりのものかもしれませんが、自分は努力してきたこともあったけれど、怠ってきたことや型にはまって鈍感になってしまっていることもたくさんあります。

まあ、予想はしていたけれど、今回の研修で


ガツン


ガツン



ガツン

とボディーブローを喰らったような心地に何度もなりました。

己の日本語教師としての未熟さ、甲斐性のなさを痛感させられました。

そういう意味で改めて今までの経験を「ゼロ」地点に戻して、初心にかえる必要がある気がします。

なまじ経験があると下手なプライドやそこに胡坐をかいてしまう部分があるのは確かな話です。
私だって例外ではありません、恥ずかしながら・・・

でも、もうそういうのは手放そうと思います。

駒ヶ根訓練まであと3週間ちょっと。
残された時間の中で、自分が日本語教師としての準備を可能な限りしっかりしていきたいです。

もちろん今までだってふまじめにやってたわけではないので、経験が何かしら生きる部分はあるとは思うので、そこは自信を持っていいと思う。

だけど海外での経験はゼロですから、仕事の進め方はがらりと変わるのです。

そんなところで自分がどれだけ対応できるのか、お手並み拝見、自分!といった気持ちでおります。

最後になりましたが、皆様本当にありがとうございました^^

by jpt-in-Marshall | 2012-03-15 21:03 | 準備期間@日本