Marshallsに日本語があるかぎり


2012~14青年海外協力隊員としてMarshall Islandsで日本語を教えていました。マーシャルのあれこれ、日本語教育事情などいろいろ綴っています。
by jpt-in-Marshall
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
ライフログ
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

コインランドリーの思い出

e0248833_20282743.jpg


最近協力隊説明会でマーシャルのことをお話ししたり、来月の任国事情@駒ケ根訓練所のための準備をしていたことから、マーシャル時代を懐かしく思い出している自分がいます。
はっきり言っていろいろあったし、どちらかというとストレス溜りまくりで早く帰りたいと思っていたのですが、まあ離れてしまえば懐かしい場所。自分を成長させてくれた場所、色々考えさせられた場所として今は感謝の気持ちでいっぱいです。

そんな愛のメモリーの中を漂う私ですが、ランドリーの話を綴らせてください。

マーシャルの首都マジュロ環礁の中でも中心部に住んでいた私。赴任先の学校の教員用アパートの一室が私の部屋でしたが、洗濯機なんてものはありませんでした。そのため週に一度大量の洗濯物を文字通り抱えてコインランドリー通いをしていました。

コインランドリーは大体中国人か台湾人が経営しています。
うちの近所には3つほどランドリーが近くにあって割と恵まれていたのですが、お気に入りはメイン通りから少し入ったところにある韓国人が経営するテレビつきのランドリーでした。
なぜかというとそこは電圧をケチっていないので、乾燥機をかけても生乾き、ということが比較的少なかったからです。

一回のお洗濯にかかる費用は、
洗濯機:$1.50
乾燥機:$2.00

乾燥機をかけなければ安く上がりますが、外に干そうものならいつやってくるかわからぬゲリラ豪雨で下手すると永遠に乾かないことも。部屋干しするには量が多すぎる…というわけで赴任して1年たったころから乾燥機も利用するようになりました。洗濯物の量によっては乾燥機を2台使うことも。そうするとお洗濯だけでも結構な出費になりましたが、いたし方がありません。むしろ洗濯機が使える状況にいることがありがたいのですから。

ランドリーにはたいてい大きなテーブルとイスが何脚かあるのですが、そこで待っているとマーシャル人とおしゃべりできたりします。向こうが食べていたスナックを分けてもらったり、一度はある女性が食べていたラーメンを「あなたも食べる?」と分けようとしてくれたことも。これはマーシャルでの作法なのです。公共の場で食べ物を食べるということは人と分けるあるいは分けようとするシェア文化なので。

赴任先の性質上ローカルのふつ~の人たちと接する機会が少なかった私にとっては、貴重な時間でした。英語が上手なおじさんとおしゃべりしていたら、後で店番していた女の子に「あの人悪い人、詐欺師だよ」なんて言われたことも笑

さて、このランドリー(英語ではLaundromat)で思い出すといえば、混雑しているときのマーシャル人のやさしさでしょうか。日によって、あるいは時間によって非常に混雑することがあるわけですが、なにせ大家族のマーシャル人。一世帯分の洗濯物なので大量なんてものではありません。それを家族の男性に運ばせたり、タクシーのトランクに入れて運んできたりするほどなのです。ですから一人で2,3台平気で使います。そうするとあっという間にすべて使用中で待たなければいけないことも。
「あ~、はまっちゃったか~、ちっ!」と心の中で毒づき、不機嫌な顔になってしまうのですが洗濯機は割と早く空きます。問題は乾燥機。マーシャル人も確実に乾かしたいので一人で何台も使うわけですが、こちらは時間がかかるので短気な日本人の私はイライラ。マーシャルが嫌いになる一瞬なのです。

でもそんな時、マーシャル人はちゃんと見ていてくれています。
誰かが2台、3台に洗濯物を入れようとしていると、私のほうを見て「あなた先に使いなさいよ」と言ってくれます。すでに私たちは1台(または2台)使ってるから、というわけです。そういう時、マーシャル人ってやさしいな、とじーんときます。そしてイラついていた自分の小ささを痛感するのです。(ってやっぱり混んでる時に一人で何台も使っちゃいけないので当然といえば当然ですが…)それでも待ってる間にぬくい塩分のにおいを漂わせてラーメン食べていたり、タブレットでムービー見てて自分の時間を思い切り楽しんでいるはずのマーシャル人が、ちゃんと他人のことを考えているところに感動しちゃったりするわけですよ。

まあ、そんなことをつらつらと思い出す今日この頃。

お分かりだと思いますが、ランドリーはマーシャル人女性にとっての憩いの場なんでしょうね。2時間くらい余裕でかかりますが、普段お家で忙しく働いている女の人が自分に戻れる時間、一人の時間を過ごせるのがランドリーなのかもしれません。そんな中短気な自分を捨てられない私は、ほとんど洗濯物をほったらかしにして買い物に出かけていましたが笑。2年間一度も服を盗まれなかったのは奇跡的?心配な人はず~っとその場で待ってましょうね。

ローカルと触れ合える場所としてランドリー通いはおすすめです。ただし、治安のいいランドリーを選びましょうね。下手な場所に行くと酔っ払いにからまれたり、服を盗まれたりしますので。

by jpt-in-Marshall | 2014-10-14 20:26 | マーシャル徒然
<< Love? letter fr... 協力隊説明会にOGとして参加するの巻 >>