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Marshallsに日本語があるかぎり


2012~14青年海外協力隊員としてMarshall Islandsで日本語を教えていました。マーシャルのあれこれ、日本語教育事情などいろいろ綴っています。
by jpt-in-Marshall
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Ultimate simplicity @ Eneko

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帰国前のことで書き綴りたいことがまだまだたくさんあるのです。

中でも最後の最後にどうしても行きたくて、強行突破で赴いたエネコ。今回は気の合う友達2人と連れ立って1泊してしまいました。

エネコは赴任当初高校のお泊り遠足で引率をした際に一泊したことがあったのですが、やっぱりプライベートで楽しみに来たい、という激しい思いが湧き上がってきました。コテージと往復ボート代を3人で折半して一人約60ドル余り。それが私自身の旅行歴の中でも上位に入るほどのものとなったのだから安いものです。
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エネコはこのブログではおなじみのシュノーケルといった海水浴をするにはもってこいのスモールアイランドです。いつもはBBQスペースでみんなが持ち寄ったご飯を食べてはシュノーケル、そして午後4,5時ごろボートのお迎えが来てタウンに戻るのですが、今回は夕方4時にタウンを出て、ゆっくりと勢いを失っていく日の光のもと、浜辺を散歩して貝殻を集めたり写真を撮ったり、ウクレレを弾いたりしてスローに過ごしました。

暗くなってからは、ある人に頂いたとっておきのワインを開けて持ち寄りの品でささやかな宴。粋な台湾人の友
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人はパイプなんかをくべらせたりして。エネコは電気が通っていますが、浜辺は本当に真っ暗。深い闇が広がる中、満天の星空を拝むことができます。海辺に椅子を置いて、足を海につけて音楽を聴きながらひたすら星空を仰いでいました。そして眠くなったらシャワーを浴びて就寝。
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そして翌朝は夜明けとともに目覚めて、日の出を待ちました。が、見当違いの方向を見ていたのと雲が邪魔していてあいにくサンライズまでは楽しめませんでした。それでも刻々と明るさを増していく浜辺をじっくり見つめながらビーチコーミングをしていたら、管理人のローカルのおばちゃまが白化した珊瑚をくれました。持ち帰るには大きすぎたので、写真を撮るだけで満足することに。
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早起きは三文の徳、とはこのことでおかげでめったに見られないココナッツクラブ(ココナッツを食べるカニ)の朝食風景など海の生き物たちの朝活を垣間見ることができました。
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朝ごはん(スナック)をおなかに入れたところでスコール。屋根の下に隠れるしか術はなく、身動きが取れなくなるのですが、今まで見たことのない雨のエネコの表情が面白くてそれはそれでエンマンなのです。
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雨が上がってからはシュノーケルタイム。海に入らずして立ち去ることはできません。朝の海はいつもと違って珊瑚も元気なのか、海中でも「パチパチパチ」と珊瑚の音が聴こえてきます。
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お魚も心なしか昼間よりもいろいろな種類が見られたような。
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いつも泳ぐ方向とは反対のほうに行ってみたら、すごかった!
さながら珊瑚の森のよう。
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1時間余り泳ぎながら写真を撮って、浜に上がり着替えていたら再びスコール。そして雨上がりを待っていたかのように迎えのボートがやってきました。島でのスローライフもこれでおしまい。
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24時間にも満たない滞在でしたが、最小限のものだけの究極のシンプリシティ。昼夜晴雨島のあらゆる表情に出会えたこと、生き物の世界を垣間見られたこと。世界中探してもそう簡単にこういうところには来られません。妙な「楽園」なんていう能書きがついてしまっていない素朴な島。でも電気、水道、寝床、台所はあるのです。(実はWiFiも一応はつながっているそうです)
自分の人生の中でも強い印象を残した旅となりました。
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なんだか、この本を思い出してしまいますね。

海からの贈物 (新潮文庫)

アン・モロウ・リンドバーグ / 新潮社


帰国前に思い切って行ってよかった。お付き合いいただいた友人には感謝です。

by jpt-in-Marshall | 2014-07-02 20:54 | 旅のお話
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