人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Marshallsに日本語があるかぎり


2012~14青年海外協力隊員としてMarshall Islandsで日本語を教えていました。マーシャルのあれこれ、日本語教育事情などいろいろ綴っています。
by jpt-in-Marshall
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
ライフログ
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

ビキニデー

ビキニデー_e0248833_144122100.jpg

2014年3月1日。60年前のこの日、マーシャルのビキニ環礁で水爆実験が行われた。その名も「ブラボー」。もちろん、この3月1日というのは一つ象徴的な1日であって、核実験がこの日一日で終わったわけでも、ビキニ環礁だけで済んだわけでもない。

当然実験が行われた島の住民は避難を余儀なくされたが、中には島で被爆した人、その後のアメリカの安全宣言を信じて島に戻って被ばくした人もいる。

ビキニ問題に関してはいろいろあるので、ここで何かを言おうとは思わないけれどとにかく3月1日は今でもマーシャルにとって大切な一日である・・・はず。
とはいっても、時が流れ世代が変わっていくにつれてビキニデーの重さが薄れていくのも事実。もしかしたら60周年の記念イベントすら行わないのかも、という危惧の声もあったくらいだ。が、幸い?今年は政府が比較的大きな行事を行った。私立のカトリック高校アサンプションも独自のプログラムで第五福竜丸の元乗組員さんを招いて、生徒に話を聞かせたりしたようだ。
その様子は日本でもNHKのニュースで取り上げられたと聞く。

そんなビキニデーに合わせて、日本からたくさん人がマーシャルにやってきた。広島、福島からのスタディーツアーの学生、原水爆反対運動をされている団体さん、ジャーナリストさんたち…
どこか日本側の熱の入ったビキニデー。当日は午前中炎天下の下政府ビルディングのお庭でセレモニー。大統領やビキニの地方政府市長のほか、広島平和文化センターの所長さんと第五福竜丸の乗組員さんのスピーチも織り込まれていた。やはり被爆国二ホンとマーシャルの関係性を強く意識しているのだな、と思った。
ビキニデー_e0248833_1442015.jpg

式典もそこそこ、私はMJCCのSちゃんと大使館が主催した“この空の下”の上映会@国会のお手伝いに赴く。長くこのブログを読んでくださるあなたなら知っている、そう、この映画は機1年前の同じ日に上映されたものでもある。2度目の上映ということで今回は大使館総出で催したというわけ。私は会場設営とオープニングの監督と大統領、日本大使とのスカイプセッションの模様をビデオ撮影。ちょこっとイベントに貢献できてうれしい。
ビキニデー_e0248833_14433621.jpg

ビキニデー_e0248833_14423798.jpg

ビキニデー_e0248833_1443444.jpg

マーシャルでは日本にいた時には思いもしなかったような出会いや出来事に遭遇することがあるなあとこの日も思ったのだった。

by jpt-in-Marshall | 2014-03-05 14:43 | マーシャルあれこれ
<< あと3か月 失礼にならないように >>