Marshallsに日本語があるかぎり


2012~14青年海外協力隊員としてMarshall Islandsで日本語を教えていました。マーシャルのあれこれ、日本語教育事情などいろいろ綴っています。
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マーシャルの好き嫌い

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マーシャルに来て10か月。あとひと月ほどで1年度が終了し、夏休みが始まります。つまり赴任折り返し地点を迎えつつあるということです。そんなこともあり、私自身の気持ちを整理するためにも、マーシャルの好きなところとそうでないところを記しておこうかと。

((好き))
①マーシャル人
マーシャル人は基本的にやさしいです。そして忍耐強い。ジャルート旅行の時に何度も飛行機が遅れても、みな文句を言ったり、怒鳴り込んだりしなかった。私は赴任先の事情もあって、ほかの隊員ほど現地の人との接触が少ないので、見えてないことが多いのですが、それでもやっぱりマーシャル人はいいな、と思います。

②治安の良さ
マーシャルは治安が良いです。もちろん、窃盗などの犯罪がないわけではないので、注意は必要ですが、ミクロネシア文化圏のパラオの首都やミクロネシア連邦のチュークと比べたら、マーシャルの離島はもちろん、首都マジュロの治安の良さは輝かしいものです。なにせマジュロで一番隊員がおそれているのが犬ですから。もっと治安の悪いところに派遣されている隊員もいるのですから、そのあたりは非常にありがたいことだと思います。

③アミモノ
以前記事でご紹介した、伝統工芸品です。素敵です。
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④海が近くにあること
海の近くに住むこと、日常的に海を眺めることが夢でもあったので、幸せです。朝日の出の時間や仕事が終わった夕方、自分を癒すべく海辺に座ります。どれだけ癒され、励まされたことか。自然のパワーですね。

⑤子供の人懐っこさ
マーシャル人は概してシャイな人たちだといわれていますが、子供たちは別。道端を歩いていても見知らぬ子供が「バ~イ!」なんて言って手を振ってくれたりします。非常に人懐っこくてかわいいです。赤ちゃんもむくっとしていて目もくりくりしていてかわいくてたまりません。
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⑥いやらしさがない
もちろんマーシャル人とて人間ですから、負の感情もあることでしょう。自殺も社会問題の一つです。しかし、他の国には日常茶飯事なのに、この国の学校であまり目立って存在しないことがあります。いじめ、ねたみ・・・ゼロとは言えないのでしょうが、あまりみられない。クラスで毛色の違う子がいても、いじめが発生しない。誰かがたたえられたら、一緒に喜ぶ。つまり陰気さが日本とは比べ物にならない気がするのです。もちろん、ないわけではないですよ。マーシャル社会は欧米的ではなく、どちらかというと日本的なところが見られますから。

((好きではないところ))お断りしておきますが、わたしはまだまだマーシャルを知り尽くしたとは思っていません。あくまで私の印象の話です。自分が知っていることは氷山の一角に過ぎないことは百も承知ですが、きれいごとだけを挙げ連ねるのも私のやり方ではないので、批判を恐れずあえて書きます。

①計画性、タイムマネジメントがうまくないこと
 行事などすべてにおいて土壇場で動きます。
「マーシャル人は土壇場になれば、やりますからね」とよく言われますが、それは結局
「土壇場にならないと、やらない」ってことだろ~~~~!と突っ込みたくなります。
そのため、あらゆる場面において振り回されることしばしば。
しかし、マーシャリーズタイムとはいいつつも、突如オンタイムでことが運ぶ時があり、「どうせ遅れるから」とのんびりモードでいると、あっさり置いてけぼりを食らうという不条理も存在しますので、ご用心。

②待ちの姿勢
援助で生活が成り立っている国の情勢だからでしょうか。外国人がなんでもやってくれる、それが当たり前、だから自分たちは座って待っている、という姿勢を感じます。それは社会の上層部のマーシャル人においても見られます。生徒たちにしても「先生がいろいろ自分たちにやってくれて当たり前」という姿勢で、いろいろ注文を付けてくることがあります。
「私はボランティアできてますが、サンタクロースではありません。あなた方もちゃんと参加しなさい!!!!」と言いたくなるボランティア多数。自主性、能動性がみられることが稀です。

③何か「もってる」のに、どこか残念
マーシャルに来て1,2か月目にしてすでに気づいてしまいました。この国は、というかこの国の人たちは何か持っている人たちだ、だけど今では伝統文化もほとんどが廃れて、アメリカナイズされてしまっている、ということに。他の国が伝統を主張するのに対して、マーシャルはそういうものが少なく、たまに見るのもマーシャルのではなく、ハワイのものを代用していたり。なんだかそういう面でも残念な国だな、と。
本気になれば小さなサンゴ礁の国でありながらも、大洋州一と呼ばれる手工芸品を生み出したり、最速のカヌーを操る見事な航海術を持っているのに、そういったものが失われつつあるのが現状。どちらかというと男性より女性のほうがよく働くし、女性のほうがパワーがある(マーシャルは母系制度です)しかし、その一方、服装や振る舞いなどにおいて、女性に対する制限が多いのも事実。
外国人が限られた任期の中であれこれしても、彼ら自身から行動が、変化が生まれなければこの国を良い方向にもっていくのは難しいだろうな、と正直感じています。もちろん、自分の日本語教師として何ができるかということも考えなければなりません。
やっぱり、援助というのは一つ間違えると、相手をダメにしてしまうのだな、と感じてしまいました。

④食生活がひどすぎる
ああ、思わず言ってしまいましたが、本当にひどい。というかマーシャルに来て、ア○リカのもののひどさを知りました。保存のためなのでしょうがあらゆるものに砂糖が入っているし、マーシャルには油分、当分たっぷりのスナックが大量に輸入されているし。小さな子供にコーラを飲ませる親もいるし。野菜はあまり食べないし。朝からラーメンやパンケーキですからね。勘弁してくれ、という感じです。そんなんじゃあ、健康ではいられないわな。
厚生省(MOH)や病院の糖尿病対策部は頑張って指導したり、ヘルシーフードの販売をしたり無料のエクササイズを開催したりしてはいますが、幅広く広がっているとは言えないのが現状。子供たちは当たり前のようにミニストアでスナック菓子やクッキーを買います。安いから。
幸い台湾ボランティアにより、ローラで野菜栽培が盛んになり、地元産の野菜も出回るようになってきて、外国人にはありがたいのですが、ローカルの食生活に影響を与えているのかというとちょっと疑問。あくまで現金収入のために野菜栽培をしている世帯が多いのも事実だとか。現にマーシャル人の多くはもともと食していたパンの実やパンダナス、ココナッツ以外の野菜類の料理の仕方をあまり知りません。知らなければ食べようとはしないでしょう・・・


まあ、こんな感じです。こう言った考えがさらに1年後どう変化するかも楽しみですね。
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by jpt-in-Marshall | 2013-05-17 17:23 | マーシャル徒然
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