Marshallsに日本語があるかぎり


2012~14青年海外協力隊員としてMarshall Islandsで日本語を教えていました。マーシャルのあれこれ、日本語教育事情などいろいろ綴っています。
by jpt-in-Marshall
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「仕事」と「活動」の違い

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マーシャルに来て8か月がたち、あともう少しで記念すべき1周年を迎えます。最近時の流れがますます速くなっていくような気がしていますが、そんな中でちょっと思うことがあったので、記録もかねて呟いてみようかと思います。


私はJICAのボランティアの日本語教師としてこの国に派遣されています。マーシャルに来る前、そして最初のころはボランティアであっても「仕事」しに来ている一人のプロであるのだという意識がありました。つまり「活動」というよりも「仕事」に来たんだ、という気持ちだったのです。正直言うと「活動」という言葉にプロではない甘さが含まれているようで、好きになれなかったのです。

しかし、こうして高校という中等教育機関で日本語を教えてきて、今まで学校とプライベートレッスンの掛け持ちを日本でしてきた私にとって、常に1か所で働くというのが苦痛に思えてしまうことがありました。というより今も「ずっと同じ場所にいるのは性に合わないな」と思っているのですが。日本を出る前は「もうこんな移動ばかりの生活はいやだ」と疲れ果てていたはずなのに、180度異なる生活をしてみて本当に自分に合うことが分かったのです。
そのほか赴任先のアメリカ文化にカルチャーショックを抱いてしまったり、体調を崩して落ち込んだり、いろいろあった中で自分がどうしたいのか、2年の任期の中でどうしたいのかを考えたときに出た答えが

「型にはまりたくない」

でした。

そのあと生活や仕事にも慣れ、日本祭を企画運営したり、ジャンボアートに参加して作品を展示したり、折り紙ワークショップを隊員仲間とおこなったり、‘この空の花’の上映会のお手伝いをしました。今日もNGOの女性団体で働く同期隊員のヘルプで国際婦人の日のイベントのお手伝いをさせてもらいました。

そうした、学外のイベントに従事していく中で自分の中で「活動」という言葉の理解が変わっていきました。

「仕事」であればそこに従事するしかない。たとえ赴任先が性に合わなかろうと、「仕事」である以上避けることはできません。赴任先のニーズをすべて満たす必要があります。そう、非常にストレスフルな状況になるのです。

が、私たちの「活動」において、そこまで厳密に「仕事」色を固辞する必要があるのでしょうか?
もちろん甘えであるとか逃避であるとか、そういう次元のことをいうのではなく、自分が抱えている「仕事」をさらに豊かにするために、日本語教育以外にいろいろやってみる。それも大いに「アリ」なんじゃないのか、と思うようになったのです。それが「活動」という言葉には「仕事」にはない「その土地の人のためになるなら、とにかく何でもやってみればいい」という寛大さがあるような気がします。変な誤解を与えたくはないのですが、「仕事」という枠にとらわれなくていい、もっと現地のことを知り、現地の社会の中に入っていって「これだ!」と思うことをやってみる。そしてそれが自分の赴任先での仕事内容をさらに豊かにし、私自身無駄なストレスから解放され、モチベーション向上にもつながる。断然そちらのほうがおもしろいわけです。

もちろん「活動」がある意味自由であるからと言っても、自己満足で終わってはならないと思います。それから「活動」を充実したものにするには、他の隊員との連携と赴任先の人たち(私の場合は主に日本語の生徒たち)に還元することを忘れてはなりません。

たとえば日本祭の際にも日本語クラスの生徒に、MCや折り紙・書道教室の手伝いをしてもらったりすることで、生徒もこれまで学んできたことをマジュロの人たちに還元する機会を与えることになります。

「仕事」だけにはとらえ割れていては、いつまでも教室の中だけの「日本語授業」で終わってしまって教師である私にとっても、生徒たちにとっても閉塞感があり、面白くないのです。


「オモシロクナキ世ヲオモシロク」だったか、誰かが言いましたね。

私も自分の赴任期間を、そして赴任先での活動を「オモシロキ」ことにしたいです。
「仕事」という言葉はもう、あまり使いたくありません。オモシロキ「活動」にシフトします。

*写真はメー(ブレッドフルーツ図鑑的なポスター)
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by jpt-in-Marshall | 2013-03-12 00:06 | 自己紹介のような呟き
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