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明日はいよいよ出発です。飛行機は午後4時半過ぎの便なのですが、集合が1時なので午前中には家を出なければなりません。
先程スーツケースに最終的なパッキングを行いました。スーツケース2つあるのですが、ああ、規定の23kg以下でありますように!!! さて、出発直前ではありますが、なんとか日本を離れる前にボランティアのことを記しておきたいのです。 初日は仮設住宅団地を後にしてから、一度お寺に戻りガーデニング組と合流して地元のスーパー銭湯に行きました。 待ちの目抜き通りを通ったのですが、港町特有のどこかモダンな通り。 銭湯にもお客さんが普通に来ていて、一瞬ここがどこなのかわからなくなってしまいました。 しかし夕方になると銭湯にやたらと人が集まります。 中には外国の方も来ています。 そう、ボランティアの集団なのです。 その後は最初の記事に書いたように、キャンプファイヤーをしました。 そして二日目。 朝、私は一人町を歩きました。 私が日本に帰るのは2年後です。できればその時にはボランティアが必要とされていないことを祈ります。 が、リーダーさんは首を横に振りました。 「復興には何年もかかりますよ」 そうであれば、私はまたこの地に戻ってきて何かしたいと思いました。 2日間ボランティアに参加して、良かったと思っている。 もちろん1度行くだけでは全然足りないということも同時に痛感した。 援助という意味でも、人々との関係づくりという意味でも、現地を知るという意味でも。 だけど、「行く」ことを選んで良かった。 現地に赴いて初めてわかったこと、見られたもの、そして出会えた人々がいた。 あくまで最初の一歩として、石巻のボランティアに参加して正解だった。 2日目の午前中はお寺のお掃除と寄付としていただいた物資の整理をしていた。 お寺が秋には取り壊しになるということで、今から笑顔届隊の荷物整理をしなければならないのだという。 救援物資についてはかなり前から取りざたされてきているから、一般の人たちの間でも意識は変わってきていると思う。 しかし中には明らかに不用品の処分ついで、というものがあるのは否めない。 私も3.11の後はいろいろ救援物資を送ってきたが、なるべくサイトにある「今必要なもの」を送るように心がけていた。 それでもそのニーズがいつまでも続くわけでない。 いたずらに者の数だけ多すぎて、結局はさばききれず処分するしかない、ということもよくあるのだという。 物資は送ってくださる人の善意だから、処分する側もつらいのだ。 物資の提供もただ現物を供給するだけではなく、団地でのイベント(フリマやパーティーなど)で提供することもあるのだが、 そのたびにパッキングをしたりする。 物資の整理をしていて、改めてボランティアというのは地味で細かい作業の積み重ねの上に成り立っているのだということを知った。 何もボランティアに限らないのだけど、何か大きなことをする場合、そのためにどれだけの地道な作業が必要なことか! 現地に赴くことには大きな意味がある。 しかし、その現地に赴く人々をサポートするボランティアも同時に必要だと思う。 現地に行けないからと言って引け目に感じることはなく、むしろ現地に行く人を支える形を選んでほしいと思う。それだってアリなのだ! 最後に笑顔届け隊について 被災地ボランティアツアーと銘打った旅行会社の企画はなぜか高価だったりする。 それに対してこちらは純粋にボランティアなので¥7000+諸経費 隔週で月二回石巻へ赴き、団地でのイベントやガーデニングなどなどを行っている 人とのつながりとその輪の広がりを大切にしていて、組織としてよくオーガナイズされているけれども風通しがよく、一人一人がイニシアティヴを取って得意分野を生かした活動をしている。 そんなところにひょっこり、都合よく一度だけしか活動に参加していない私をも温かく迎えてくださった届け隊のみなさんには感謝してやまない。 ボランティア活動だけではなく、現地視察をしてシェアリングをしたり、被災当時の話を聞かせてくださったり、団地の方々にも引き合わせてくださるなど「教育」もしっかりしてくださったと思っている。 これを読んだ方でご興味ご関心を持たれた方は是非、こちらまで^^ クリックしてね この被災地ボランティアに参加して、被災地のことだけでなく私はボランティアそのものについても大きく学んだように思う。 これから海外で2年間ボランティアをするわけだけど、そういう意味でこの経験を生かしたいと思っている。 海外に行く私の務めは、やはりここで見聞きしたものを伝えることなのだろう。 赴任先でも何か授業内でやりたいなと思った。
by jpt-in-Marshall
| 2012-06-27 13:09
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