Marshallsに日本語があるかぎり


2012~14青年海外協力隊員としてMarshall Islandsで日本語を教えていました。マーシャルのあれこれ、日本語教育事情などいろいろ綴っています。
by jpt-in-Marshall
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学生からのメッセージ

今日は↓でちらりと触れた、元教え子たちからいただいたメッセージのご紹介。

どれもジンとくるもので、帰りの電車とバスの中で、そしてずっと今でも何度も読み返してます。

中でも印象的だったのが

「日本語学校の頃、僕あんまり勉強しなかったんで、もし先生が毎日毎日‘家に帰ったら勉強しなさいよ’って言わなかったら、僕大学に進学できたかわからない。多分できないと思います。」

進路指導を担当するとどうしても口うるさいお母さんのようになってしまう。
正直言えば、楽な仕事ではない。授業準備や担任としてのスケジュール作成のほかに学生の進路相談、面接練習、自己PRや書類作成の手伝い、学生の代わりに資料を請求したり、問い合わせたり。結構大変な仕事だった。
でもその分、学生との絆が深まるというおまけがついてくる。私は昨年の時点で日本語学校をやめてしまったし、帰国後も日本で日本語教師をやる予定はないからもう進路指導はちょっと・・・というところなんだけれど、「大変」と言いながらも毎年やってらっしゃる先生方は、こういう最後のおまけがたまらないんでしょうね。

このメッセージを書いてくれた彼はいま、自分の進みたい道のために一生懸命勉強しているし、よい先生や友達にも恵まれていて充実しているようだ。それがすごくうれしい。

「あのとき(在学中)先生のように、きれいな日本語でしゃべりたかった。ちゃんと一人前として日本で生活を送りたかったものです。今、ちゃんと先生のそばで普通に話せて、何か幸せ(ちょっと、変?笑)」

自分自身は意識していない、学生にとっての私というプレゼンス、教師としての何気ない言動というのは意外なところで学生に影響と刺激を与えているのだなと知った。

この間の集合研修で先生が仰ったことば。

「みなさんの日本語を聞いて、学習者がどう思うか、それを大事にしてくださいね」

やれやれ、気が抜けませんね(笑)

自分のことを思い返してみる。

私が大学時代、フランス語を頑張ったのもフランス人の先生が魅力的で
「この先生が話していることを理解したい。この先生と一人の人間としていろいろ話をしてみたい」
という思いがあったからこそ。

語学を学ぶ動機はそれぞれだと思うし、それに優劣の差はない。でも究極のところ終わりなき進歩のために学び続けるための、根本的な動機は「他者」の存在なんだよね。

そういう意味でやっぱり、人とのつながりがすごく大事で、自分はいままで日本語教師を7年間やってきて、その宝に関しては豊か何だなと思うわけです。

「一学期の最後に先生と面談をすることがありました。その時、先生は‘これからどうしますか’と聞かれました。私は‘大学院に入って、日本で就職します’と答えました。3年間頑張ってその時の夢を叶えることができました。」

日本語教師に限らず、先生方というのは教え子たちの卒業後の活躍を聞くのが何よりの喜びだという。その喜びを私は最近味わえるようになった。今回集まってくれたメンバーもそれぞれの世界で一生懸命やっているということが分かった。専門学校や大学院を卒業し、就職活動をしていたり、大学院進学やさらなる留学を考えていたり、目指していたファッションの世界で活躍していたり、はては日本語学校在学中から付き合っていた彼女と結婚したとか驚きの連続であった。私も負けてられないな、と彼らから刺激を受けた。

「私初めて学校に入ってきて、先生の性格に憧れてました。人生を自分のために生きてるのすごくカッコいいです!」

もう手放しで嬉しいですよ、こういうお言葉は。教師という仕事はどうしても「こうあるべき」という枠にある程度はまることを余儀なくされるものだけれど、その枠を超えた一人の人間として自分がどうありたいのかを常に追い求めていくのも大事なんだと実感するね。

「このたび、先生も世界制覇のために動き出すが、挫折があっても決してあきらめないでください。先生の好きな言葉で‘You are not alone’!忘れないでください。」

うん、みんなと繋がってるから一人じゃないね。ありがとう、みんな。

7年間やってきて、やっぱりみんなとの絆がちゃんと生きてるということを知ることができた一日でした。
感謝

そしてこれからまた新たなご縁に恵まれることを信じ、絆を結んでいきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

by jpt-in-Marshall | 2012-04-08 17:19 | 出会い@マーシャル
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