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Marshallsに日本語があるかぎり


2012~14青年海外協力隊員としてMarshall Islandsで日本語を教えていました。マーシャルのあれこれ、日本語教育事情などいろいろ綴っています。
by jpt-in-Marshall
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マーシャル諸島関連書籍

まずはマーシャル諸島について、概観をつかむべく本を2冊読みました。

マーシャル諸島ハンドブック―小さな島国の文化・歴史・政治

中原 聖乃 / 凱風社



唯一と言っても過言ではない、マーシャルに関する書籍です。

マーシャル諸島の中のビキニ島はアメリカの核実験によって被爆しました。

「ヒバクシャ」という日本語はかの地でもそのまま使われています。

そのため、核実験に関してのマーシャル諸島の本は何冊か出ているのですが、
ご紹介した本のように歴史や民俗習慣、観光案内といった内容を網羅しているのは、これ一冊のみ。
(わたしが知る限りですが)


マーシャル諸島について少しばかり知ることができたので、次はもうちょっと視野を広げてこちらを。

ミクロネシアを知るための58章 エリア・スタディーズ

印東 道子 / 明石書店



協力隊でマーシャルに派遣が決まったよ、と友人に言うと

「マーシャル?どこそれ?」

とたいてい言われてしまいます。

いや、友を怒れません。

かくいう私も要請一覧を見たとき正確な位置はつかめなかったのです。

マーシャル諸島は緯度でいえばフィリピンと並び、
グアムからやや斜め下にあります。

一見すると「ああ、じゃあポリネシア?」なんて思ってしまいますが
マーシャル諸島はミクロネシア文化圏に属しています。

どう違うの?という質問におおざっぱにお答えするなら

「ミクロネシアが上で、ポリネシアが下」

と言ったところでしょうか?

マーシャルだけではなく、ポリネシア全体がどういう歴史的、文化的背景を持つのかを理解するには
こちらの本は欠かせませんね。

実を言うとユルは顔が濃い方なので
初めて会う方に「沖縄の方?」とか「南のポリネシアとかミクロネシア系の顔だよね」とよく言われます。

もっと言ってしまうと、旅行すると現地人に間違われ、日本でも外国人扱いされたこともしばしば(爆)

そんなわけで、ミクロネシアには妙に親近感を持ってしまいました。

これからも貪欲に情報収集していきたいと思っています。

by jpt-in-Marshall | 2011-10-04 11:10 | 読書備忘録
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